ジャガー・ランドローバー、新型レンジローバー・スポーツが「パイクスピーク」のSUV新記録を樹立
ジャガー・ランドローバーは、「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」が毎年開催される地にて、改造なしの市販SUVモデルとして、新型レンジローバー・スポーツが新記録樹立を達成したと発表した。
コースは、高木限界線を越えた海抜9,390フィート(2,862メートル)をスタート地点ととし、片側が急斜面、反対側は岩肌が剥き出す山肌などから、156のコーナーを経て、標高14,110フィート(4,301メートル)にある頂上へと一気に駆け上がる12.42マイル(19.99km)のアスファルト舗装のコース。
今回計測された記録は、会場にてパイクスピーク・ヒルクライム・レースのオーガナイザーより認定を受けた。
新記録を樹立した新型レンジローバー・スポーツは、最大出力510PSを発揮する5リッターV8スーパーチャージド ガソリンエンジンを搭載したモデルで、レースの安全性要件を満たすため、市販予定モデルと同じ装備にロールケージとハーネスシートベルトを加えただけの仕様。
ドライバーは、スタントドライバー等も務める米国人のポール・ダレンバック氏。ダレンバック氏はコロラド州バサルト出身の45歳。パイクスピークのスペシャリストと知られており、パイクスピーク・ヒルクライム・レースで6度の部門優勝、3度の総合優勝を誇っている。
以下は、ダレンバック氏のコメント。
「パイクスピークでは、いかなるミスも許されません。156あるコーナーで、1度でも判断を誤ったなら、木々に衝突するか崖っぷちに立たされることになります。今日、この記録を樹立するためにも、クルマへの完全なる信頼が必要でした。当然のごとく、私は、速く、レスポンスに優れ、そして俊敏なレンジローバー・スポーツに対し揺らぐことのない大きな信頼を抱いていました。コーナーにて最適なハイスピードラインを維持するために、私自身が意図する、まさにその位置にクルマを動かすことが可能でした。新型レンジローバー・スポーツは、とても有能なクルマです。そのことをパイクスピークでの新記録樹立によって、証明できたことを大変光栄に思います。」
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