日産、「Resonance(レゾナンス)」クロスオーバーコンセプトを公開
日産は15日、アメリカ デトロイトで開催されているデトロイトモーターショー2013で『Resonance(レゾナンス)』コンセプトを発表した。
『Resonance』は、燃費性能の高いハイブリッドパワートレインを搭載し、大胆なスタイリングと、するダイナミックな新しいデザインを提案するグローバルコンセプトモデル。
エクステリアデザインは、グリルからフードへかけあがるラインと、アイコニックなブーメランシェイプのヘッドランプからなるVモーションのテーマに基づきデザインされている。ボディサイドは、力強い面表情と先鋭的なラインによってまとめられ、跳ね上げたような形のDピラー周辺へつながるキャラクターラインがアクセントとなっている。
パワートレインに、排気量の少ないガソリンエンジンにモーターとリチウムイオンバッテリー、高度なマネジメントシステムを組み合わせた日産独自の「1モーター2クラッチ」のハイブリッドシステムを搭載。また、日産の次世代エクストロニックCVT(無段変速機)も採用されている。
インテリアは、「VIPラウンジ」と呼ばれ、未来のファーストクラスの宇宙旅行をイメージしている。
コンソール上は先進的なインストルメントパネルが浮かび上がるような構造になっており、ドライバーが情報、エンターテインメント、通信の全ての機能にアクセスできる空間を作り出す。各機能がホログラフィーを使って重なり合うような形で表示されており、情報を重要度に応じて区別するため、視覚的な奥行きが出るようになっている。
日産 商品企画本部の副本部長であるフランソワ バンコン氏は、「『Resonance』は、斬新さとダイナミックさと惹きつけられる魅力を兼ね備えるコンセプトカーです。最先端でありながら洗練されたデザインに、環境に配慮したパワートレインと機能を組み合わせることで、クロスオーバーの未来への革新に向けた明確でエキサイティングな視点を提供しています。このコンセプトは万人向けではないかもしれません。特に、従来的なSUVのあり方にこだわるお客さま向けではないでしょう。しかし、日産にとって、あるいは、より先進的な考えを持ったお客さまには、本コンセプトは、クロスオーバーセグメントの将来像を示すものです。」とコメントしている。
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