三菱自、米国イリノイ工場で『アウトランダースポーツ』の現地生産を開始
三菱自は、同社の米国での製造・販売会社ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク(以下、MMNA)の生産工場(イリノイ工場)で、コンパクトSUVの『アウトランダースポーツ』(日本名:RVR)の生産を開始した。
これまでイリノイ工場では、北米地域向け専用車種である『ギャラン』『エクリプス』『エクリプススパイダー』『エンデバー』の生産を行ってきた。
今回、イリノイ工場の生産モデルを三菱自の世界戦略車である『アウトランダースポーツ』に切り替え、北米市場向けだけでなく、ロシア、中南米、中東の各市場向け車両の生産及び輸出も開始する。
イリノイ工場での年間生産台数は5万台レベルを計画しており、将来的には7万台規模にまで引き上げる予定。
三菱自の相川哲郎常務は、「当社は現在、世界中の多くのお客様のご要望にお応えできるグローバルなクルマづくりを進めております。イリノイ工場で働く一人ひとりの手により、米国のみならず、世界の市場に向かって作り出される『アウトランダースポーツ』とともにさらなる飛躍を目指します。成長を続ける米国市場は当社の最重要市場の一つであり、この新たな転換を機に今後も米国事業にコミットしてまいります。」とコメントしている。
『アウトランダースポーツ』(日本名:RVR)
三菱自のラインナップの中心的役割を果たす世界戦略車。2010年2月に日本で発売して以降、順次、販売地域を世界各国に広げ、2012年6月末時点の累計世界販売台数は25万台に上る。米国では2010年9月の発売以来、同社ラインナップをけん引する最量販車種となっている。
MMNAイリノイ工場の概要
所在地:米国、イリノイ州ノーマル市
生産開始:1988年
敷地面積:257万平方メートル
建物面積:19万平方メートル
生産車種:アウトランダースポーツ
生産台数:31,000台(2011年度実績)
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