スバル、エクシーガを改良 ~先進運転支援システム「EyeSight(ver.2)」を搭載~

スバル エクシーガスバル エクシーガ

スバルは、「エクシーガ」に改良を施し、7月3日より販売を開始する。販売計画は800台/月。

今回の改良では、レガシィ、インプレッサなどに採用されている先進運転支援システム「EyeSight(ver.2)」搭載グレードを、「エクシーガ」にも展開するといったもの。安全性能の強化、新世代ボクサーエンジンと新リニアトロニック(CVT)搭載による運動性能と環境性能の向上、走る愉しさと安心感をさらに高めるSI-シャシーの改良が施された。

また、グレード展開・価格設定の見直しも実施されている。なお、一部グレードについては、平成27年度燃費基準を達成している。

販売価格

2,184,000円~2,929,500円(消費税込)

エクシーガシリーズの主な改良内容

スバル エクシーガ

メカニズム

<エンジン&トランスミッション>

■2.5ℓ水平対向4気筒DOHCエンジン

レガシィに搭載している2.5ℓ新世代ボクサーエンジンをエクシーガにも搭載。日常の運転で最も使用されることが多い低中速回転域での力強いトルクにより、アクセルの踏み始めからのレスポンスに優れ、軽快な加速感を得られる、高い走行性能と優れた燃費性能をバランスさせたエンジン

■新リニアトロニック(CVT)

・従来型のリニアトロニックと比べ、パーツやレイアウトを最適化することで、軽量・コンパクトで優れた燃費性能を実現

・CVT特有の滑らかな変速に加え、レスポンスの向上によって滑らかな変速を実現し、ドライバーの意思に忠実に反応する軽快な走りを可能とした

■アイドリングストップ

・信号待ちなどでの一時停止中に、エンジンを自動的にストップし、燃料の消費を抑制させることで、燃費性能をさらに高めるアイドリングストップを搭載した。作動条件を緻密に制御することで、走りの気持ち良さと安心感を損なうことなく効率的な燃料消費を行なう

・渋滞や信号待ちなどで、アイドリングストップ後、すぐに再発進したい場合でも、スターター等の改良により瞬時に始動を可能とすることで、ストレスのないドライビングを実現

・新世代ボクサーエンジン、新リニアトロニックと合わせることで、平成27年度燃費基準を達成

シャシー

・フロントサスペンションのダンパーに新バルブを採用し、路面の微小な凹凸でも減衰力を発生させることで、車両の応答性を高めた

・リヤサスペンションのラテラルリンクにピロボールブッシュを採用し、路面の凹凸をしっかり吸収し、ドライバーの意思に忠実に反応するハンドリング性能と優れた直進安定性を実現

・電動パワーステアリングのアシスト制御の最適化を施し、ステアリングの応答性を高め、直進安定性を向上

安全

■EyeSight(ver.2)

・レガシィ、インプレッサで好評なEyeSight(ver.2)の搭載グレードをNA車、ターボ車共に設定。衝突回避性能に優れたプリクラッシュブレーキ、自然な車速制御を行なう全車速追従機能付クルーズコントロールなど、安全性の強化と運転負荷の軽減を図る。

■プリクラッシュブレーキ

・衝突の手前で自動ブレーキを作動させ、衝突を回避あるいは衝突の被害を軽減。対象物との速度差が30km/h以下の状況では、自動ブレーキによって衝突を回避。また、対象物との速度差が30km/hを超える状況では、自動ブレーキによって減速し衝突被害の軽減を図る

■プリクラッシュブレーキアシスト

・衝突の危険がある状況で、ドライバーのブレーキ操作をアシストし、より高い制動力を働かせることで、衝突事故による事故の回避、被害の軽減を図る

■全車速追従機能付クルーズコントロール

・車間距離を制御し、運転を支援する機能で、0km/h~100km/hの幅広い車速域で先行車を追従走行する。また、先行車が停止した場合には、自車も停止

■AT誤発進抑制制御

・前方に障害物を検知している状態でのペダルの踏み間違いなどによる誤発進を抑制する

■警報&お知らせ機能

・車間距離警報、車線逸脱警報、ふらつき警報などの予防安全機能も搭載。(道路状況および天候状態、車両状態等によって、性能が発揮できないことあり)

■セカンド3点式ELRシートベルト

・2列目シートの中央席部に、シートバック内蔵タイプの3点式ELRシートベルトを全車標準装備

■ブレーキオーバーライド(ブレーキ操作優先制御)

・アクセルとブレーキが同時に踏まれた場合、エンジン出力を絞りブレーキを優先させることで安全性を高めた

デザイン

■エクステリア

・ボディ色に、新たに「ディープシーブルー・パール」「ダークグレー・メタリック」「ディープチェリー・パール」「ヴェネチアンレッド・パール」の4色を採用

・17インチアルミホイールに、伸びやかさと力強さを表現した5本スポークの新デザインを採用

■その他

・新デザインのドアミラーを採用。従来型に対して、ミラー面積を拡大し視認性を向上させた。

・従来、メーカー装着オプションとして展開していた、クルーズコントロールとクリアビューパック(フロントワイパーデアイサー、ヒーテッドドアミラー、撥水加工フロントドアガラス)を全車標準装備とした

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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