ミシュラン、コスト削減と環境負荷低減効果を追求したトラック・バス駆動軸専用タイヤ「MICHELIN X MULTI D」を発売
ミシュランは、駆動軸専用タイヤの大きな特長である優れたコスト削減と環境負荷低減効果を従来品比較でさらに向上させたトラック・バス駆動軸専用タイヤ「MICHELIN X MULTI D(ミシュラン エックス マルチ ディー)」(以下「X MULTI D」)を本日6月7日より順次発売する。
発売サイズは11R22.5で、価格はオープンとなっている。なお「X MULTI D」は、ミシュランの主要トラック・バス用タイヤ同様、リグルーブやリトレッドに対応。
ミシュランが展開する駆動軸専用タイヤは、駆動力やリターダー(補助ブレーキ)によるトルクなど他の車軸と異なる負荷に打ち勝つことを考え、独自のタイヤ構造やトレッドパターンを採用している。
これは、駆動軸以外(操舵軸/遊輪車軸)にリブ(縦溝)タイヤを使用し、駆動軸には駆動軸専用タイヤを使用することで、車両全体でのタイヤのロングライフ化やローテーション回数低減を図ることが可能になるというもの。同時に、タイヤ関連経費圧縮などによるコスト削減と環境負荷低減も達成が可能になる。
日本では「MIXタイヤ」と呼ばれるオールシーズンタイヤを全ての車軸に装着する方法が普及しているが、欧米では、駆動軸専用タイヤとリブ(縦溝)タイヤを併用する方法が定着している。
ミシュランは、新製品「X MULTI D」を投入することにより、駆動軸専用タイヤの普及を目指す。
「MICHELIN X MULTI D」製品概要
製品の特徴と採用技術
「X MULTI D」は、従来の駆動軸専用タイヤ「MICHELIN XDE 2+(ミシュラン エックスディーイー ツープラス)」(以下「XDE 2+」)との比較でロングライフ性能ならびに耐偏摩耗性能を向上させ、駆動軸専用タイヤの大きな特長であるコスト削減効果ならびに環境負荷低減効果をさらに追求した新製品。
また、低減された転がり抵抗により、燃費改善によるコスト削減効果ならびに環境負荷低減効果も実現したタイヤとなっている。
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