注目のダイハツ 新型ロッキーハイブリッドと日産 キックス e-POWER、ハイブリッドを備えた人気コンパクトSUVのデザインや内装など各部の違いをチェック
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
ダイハツは2021年11月1日(月)、同社の人気コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良を実施し、新開発のハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID(イートスマートハイブリッド)」を搭載した新型ロッキーハイブリッドを発売開始した。今回は、そんな注目の新型ロッキーハイブリッドと同じく、シリーズ式ハイブリッドシステムのe-POWERを搭載するコンパクトSUV「日産 キックス e-POWER」の内外装の違いを写真とともに比較していく!
100%モーター駆動のコンパクトSUVの2台
ダイハツ 新型ロッキーハイブリッドでは、新開発の1.2リッターエンジンで発電し、その電力を使用してモーターで走行するシリーズ方式の新開発のハイブリッドシステム「e-SMART HYBRIID」が搭載される。こちらは、日産の「e-POWER」同様、100%モーター駆動となる。
また、この新型1.2リッターエンジンは、2WDのガソリン車にも搭載され、4WD車では、引き続き1.0リッターターボエンジンが採用されている。価格(消費税込)は166万7000円~231万8200円。
一方の日産 キックス e-POWERは2020年5月にタイで発表され、日本では2020年6月から発売を開始している。タイの日産工場で製造され、世界へ輸出されている。
こちらは1.2リッターのガソリンエンジン+大出力モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e-POWER」の1種類のみで、駆動方式も2WDのみの設定となる。価格(税込)は275万9900円~286万9900円。
ボディサイズはキックス e-POWERが一回り大きい
ダイハツ ロッキーは台形グリルに切れ長な目で力強さ、ワイルドさを演出。SUVの定番装備となるホイールアーチやボディ下まわりの樹脂パーツを備えつつ、全体的に軽快でスタイリッシュなコンパクトSUVを印象付けている。また、新設定されたハイブリッドモデルでは、新たに青く縁取られたエンブレムが備わる。
ボディサイズは、全長3995mmx全幅1695mmx全高1620mm、ホイールベース2525mm。
キックス e-POWERは、存在感のあるフロント周りをつくる「ダブルVモーショングリル」やブーレメラン型のリアコンビランプなど有機的なデザインを採用。抑揚の効いたフェンダーや、リヤ周りではテールゲート周辺は力強い造形が施されている。
ボディサイズは、全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mm、ホイールベース2620mm。
内装はブラック系の新型ロッキーハイブリッドと、オレンジタンの設定もあるキックス e-POWER
新型ロッキーハイブリッドのインパネ周りは、ブラック系のシンプルで落ち着いた印象の造り。前席は窮屈さがなく、ドライバーとパッセンジャーとの間にしっかりと程よい距離感(カップルディスタンスは900mm)が取られ、外観からは想像出来ないほどの空間が広がっている。こちらも、新設定されたハイブリッドモデルでは、ブルーのエンジンスタート/ストップボタンが備わる。
キックス e-POWERのインパネは、ナビの位置低めに設定し前方の視界を確保。2トーンモデルのインパネは斬新な色分けがされているが、スイッチ類やナビのレイアウトはオーソドックスで手堅い。外装と同様に、多くの人に受け入れられる普遍的な格好良さを狙っている。
インテリアカラーでは、ツートーンインテリアエディションでオレンジタンも設定している。
新型ロッキーハイブリッドの後席は、女性ならば足が組めるほどのニースペースを確保。頭上にも十分な空間があり圧迫感もなく居住性に不満はない。
キックス e-POWERの後席は、運転席・助手席のシート背面形状を最適化し、ニールームを拡大。大人でもゆったりと座ることができる広さを実現している。また、頭上のゆとりはクラストップレベルで、サイドウインドウも大きく高い開放感を得ることができる
共にコンパクトSUVながら十分な広さを確保した荷室
新型ロッキーハイブリッドの荷室は、後席背もたれを起こした状態の通常時は、荷室奥行きが755mm、荷室高が740mm、荷室幅が1000mm(メーカー測定値)で、369リットルの荷室容量を確保。コンパクトSUVながら十分な広さを担保している。
一方のキックス e-POWERの荷室は、後席背もたれを起こした状態の通常時では423リットルとこちらも十分な容量を確保する。
ここまで新型ロッキーハイブリッドとキックス e-POWERの内外装を比較してきたが、特に両車の細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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