【レクサス 新型NX インパネ解説】ドライバーが運転に集中できるコックピット感の増したインパネ周り
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
次世代レクサスの幕開けを象徴する第1弾モデルに位置付けられ、デザインを刷新した新型NXが2021年10月にも正式発表を行う。先行して8月19日(木)からは全国のレクサス店で予約受注もスタート。早くも人気の予感がする新型NX、今回はそのインパネ周りをチェックしていく。
次世代レクサスの第1弾モデルとして大幅に進化した新型NX
2014年の初代登場から7年ぶりにモデル初となるフルモデルチェンジが行われるレクサス 新型NX。
次世代レクサス第1弾として登場する新型NXは、より塊感が強調されたレクサスの象徴であるスピンドルグリルや、横一文字に繋がるリアコンビランプと「LEXUS」の文字ロゴなど、イメージを一新。内装も市販モデル初となる新たなコックピット思想「Tazuna Concept」を採用し、より運転操作に集中できるデザインとするなど、内外装で成熟したデザインに大幅に進化を遂げている。
パワートレインには、2.5リッターNAエンジンや新開発の2.4リッターターボエンジンのほか、レクサスの電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、レクサス初のPHEVも新設定。また、従来同様に主力のハイブリッドモデルなども備え、全部で6つの豊富なパワートレインを用意する。
新たなコックピット思想「Tazuna Concept」を初採用した内装
新型NXのインパネデザインは、センターの大型ディスプレイがまず目をひく。パネル面がドライバー側に向いており、視認性は高い。
新型NXで市販モデル初採用となる新コックピット思想「Tazuna Concept」は、人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながら各種機能の制御が可能な空間を思想としている。
新型NXでは、この「Tazuna Concept」を市販モデル初採用し操作系を一新。手元操作とボイスコマンドにより、視線移動させずに機能や表示の切り替えが可能となっているのが大きな特徴だ。
メーター及びセンターディスプレイエリアは、ドライバーのワイドな視野を確保。一方、ドライバーのニースペースは程よくタイトにされており、ドライバーの快適な運転に寄与している。反対に、コンソール上面を含むワイドなパッセンジャーエリアは、同乗者にゆとりのある空間を提供している。
スタートスイッチ、シフトレバー、ドライブモードセレクトスイッチなどの走行系は、ステアリング周辺の自然と手が届く場所に配置され、姿勢を崩さずスムーズに操作が行えるように工夫されている。
スポーティさや上質感がさらに高まった新型NX
新開発のステアリングは、レクサスがこれまで拘ってきた握りやすく操作しやすい形状を継承しつつ、ホーンパッドの小型化やスポークデザインの変更によりスポーティさを向上させている。
シフトレバーは、シフトバイワイヤ機能用を新開発。しっとりとした触り心地や、握りやすく操作しやすい形状を追求している。
また、メーターまわりの造形からドアトリムに連続して繋がるオーナメント加飾は、ダークカラーを採用し、運転席周りとの連続性を持たせることで運転に集中できる空間を目指している。
インテリアカラーでは、Tazuna Conceptに基づいたコックピットに最適な、運転に集中できる配色を構成。ブラックとリッチクリームのコントラスト配色にオレンジのアクセントステッチを効かせた「ブラック&リッチクリーム」など、多様なカラーラインナップを揃える。
ここまで新型NXのインパネ周辺を紹介してきたが、特に細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。
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