マイチェンで変わったのはペダルの重さ!? マツダ 新型CX-5のマニアック過ぎる一部改良ポイントは実燃費にも効く!

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マツダのクルマは、新型発表後も絶えず地道な改良を重ね続け、常に最新技術を導入する手法がとられている。人気SUV「CX-5」もそのひとつだ。2020年12月に実施された最新の一部改良においても、意外過ぎるパーツが改良されマツダファンの度肝を抜いた。それは「アクセルペダルの改良」だった。

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  1. 常に最新技術を取り入れアップデートを重ねる「マツダ CX-5」
  2. 出力向上とATの変速制御改善により高速域での伸びに変化
  3. 「アクセルペダルの重さ改良」が実用燃費にも影響を与えるほど効果大だった

常に最新技術を取り入れアップデートを重ねる「マツダ CX-5」

根強い人気を誇るSUV「マツダ CX-5」は、2017年2月に登場した現行型で2代目モデルとなる。しかし登場以来4年の間に5回も一部改良を実施するなど、常に最新テクノロジーを取り入れ続けることでフレッシュさを保っている。

2020年12月3日に実施した最新のアップデートでも、ディーゼルエンジンの出力向上、コネクティッドサービスの採用、センターモニターサイズの拡大(8.8インチ→10.25インチワイドモニター化)という、小さくない変更を実施している。

出力向上とATの変速制御改善により高速域での伸びに変化

直列4気筒 2.2リッターディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D 2.2」は、最高出力を従来型の190ps(140kW)/4500rpmから、200ps(147kW)/4000rpmと10馬力アップ。併せて6速オートマチック(AT)「SKYACTIV-DRIVE」の制御プログラムの改良も加えた。

筆者も新旧モデルを実際に乗り比べたが、主に高速域での伸びがさらに良くなった印象を得た。これがパワーアップの効果か、ATの応答性改善(アクセルをグッと踏み込んで、実際に加速する際の感覚のずれを補正したという)の効果なのか、おそらく両方の相乗効果だと思われるが、いずれにせよ、なかなか他社がやらない類の「地道な改良」が功を奏した。

「アクセルペダルの重さ改良」が実用燃費にも影響を与えるほど効果大だった

地道な改良と言えば、今回の一部改良では、初代CX-5(2012年登場)以来使い続けてきたオルガンタイプのアクセルペダルを、初めて改良したという。なんとマニアックな!

CX-5の主力パワートレインであるディーゼルターボエンジンは、低速からもりもりと出力が上がり、なかなかパワフルだ。しかしそれゆえ発進時にちょっと踏み込んだつもりでもグッと加速してしまい、慌ててアクセルを緩める…というシーンがなくはなかった。

飛び出し感の抑制と共に、無駄踏みの抑制という相乗効果も

そこでマツダでは、このアクセルペダルに注目。ペダルの重さを約20%ほど重くした。言われなければ気付かないほどの変更点だが、旧型に日々乗っているオーナーならその違いをしっかりと実感できるはずだ。なおこれは前出のAT制御プログラムの変更とセットで行われている。

アクセルを無駄踏みせずに済むことから、これは特に街乗りや渋滞路などの実用領域において燃費向上効果も大きいという。地道な改良ではあるが、ユーザーの実利としても還元されるところが嬉しいポイントだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:MOTA編集部]

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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