ホンダ 新型シビック、ラゲッジルームの工夫がスゴい! 電動パーツを使わずに使い勝手向上を成功させたのは新発想の“取っ手”にあった

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2021年6月24日にお披露目されたホンダ 新型シビック。まず日本市場に投入されるのはガソリンターボ、そして2022年にはハイブリッドとタイプRを追加するという。日本市場は全車ハッチバックとなったのだが、新型シビックのラゲッジルームは現行モデルより大幅に進化しているのだ。一体何が変わって、どこがすごいのか!? 今回は新型シビックのラゲッジルームについてご紹介しよう。

目次[開く][閉じる]
  1. 新型シビックの日本仕様はハッチバックだけ!
  2. 現行モデルのネガを払拭! 新型シビックはアンダーボックスを追加
  3. ラゲッジ開閉用の取っ手位置に注目! 狭い場所でも開閉がラクになる!?

新型シビックの日本仕様はハッチバックだけ!

2017年に登場した現行シビックは、発売当初セダンとハッチバックをラインアップしていた。だが、販売状況をみるとハッチバックが8割近くを占め、セダンは2020年8月に生産終了となっている。そのため新型シビックの日本仕様はハッチバックに絞られたのだ。

>>タイプRも追加! ホンダ シビックが“すっきりデザイン”にフルモデルチェンジ 北米で先行発売された新型シビックを写真でチェック

現行モデルのネガを払拭! 新型シビックはアンダーボックスを追加

ハッチバックのメリットはセダンよりも広大なラゲッジスペースである。もちろん現行シビックも広かったのだが、ひとつ難点があった。それは洗車道具や工具などを積載するアンダーボックスがなかった点にある。

新型シビックには先代モデルのネガを払拭すべくアンダーボックスを追加しているのだ。ちなみにアンダーボックスの容量は42Lを確保しており、新型シビックのラゲッジ容量は全体で452Lと広大なスペースとなっている。

>>【新旧比較】新型シビックのラゲッジルームに注目 ! 新旧シビックを写真で比較

ラゲッジ開閉用の取っ手位置に注目! 狭い場所でも開閉がラクになる!?

新型シビックのラゲッジルームの魅力はそれだけでない。開閉のしやすさもバツグンなのだった。残念ながら電動で開閉するパワーバックドアの設置はなく、全車手動となるのだが、取っ手の設置位置にポイントがあるのだ。

ほとんどのクルマのリアゲートは真後ろから開閉する様に設計されているが、シビックはそれだけではなく、リアゲート内側にも開閉用の取っ手を設置しているのだ。順手だけでなく、逆手でも開閉できるというイメージである。

例えば縦列駐車した際、あるいは狭い場所でラゲッジを開閉する際に、内側に取っ手を設置することでクルマの真後ろではなく、真横から閉められるのだ。しかも内側に取っ手を取り付けることで、たとえば車中泊をする際など車内からもリアゲートを閉められるなど、新たな使い方もできるという。

ハッチバックモデルならではの魅力が自慢

今SUVや軽自動車といったモデルが人気を博しており、正直にいえばシビックのようなハッチバックモデルにとっては厳しい時代である。だからこそ、新型シビックならではの機能や使い勝手などは、SUVなどに負けない実力である。それだけにシビックがどれほど売れるのか? またどんな使い方ができるのか? など今後の動向にも注目だ。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

ホンダ/シビック
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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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