絶版間近なホンダ S660、買うなら“残クレ”が狙い目!? 驚異の残価率に注目せよ!

  • 筆者: 小鮒 康一
  • カメラマン:小林 岳夫・MOTA編集部・Honda
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軽スポーツカー「ホンダ S660」が2022年3月に生産を終了します。ホンダから2021年3月12日(金)に発表された衝撃のニュースを聞き、各地の販売店ではにわかにS660の注文が急増しているそう。筆者の小鮒 康一氏も、思わず注文を入れてしまったひとりです。

小鮒氏は購入時、ホンダの残価設定ローン「残クレ」を利用して注文を入れました。ホンダの残クレは、一定期限で車両を返却することで、月々の支払いを軽減するローン形態ですが、S660はこの残価設定が凄かったのです!

終わっちゃうなんて信じられない! ホンダ S660を写真でもっと見る![画像46枚]

目次[開く][閉じる]
  1. S660を買うなら残価設定ローン“残クレ”がオススメだ!
  2. 残価設定ローンの利点を最大限に活用しよう
  3. 唯一の落とし穴に注意! 車両保険への加入は必須だ

S660を買うなら残価設定ローン“残クレ”がオススメだ!

軽で200万円台の車両本体価格はちょっとハードルが高い!?

2022年3月をもって生産終了がアナウンスされたホンダ S660。その直後、それまで購入を迷っていたユーザーが背中を押された格好になったのか、全国各地のディーラーでS660の商談をする姿が一気に増加したと言われています。

軽自動車ながらミッドシップレイアウトを採用し、ほぼ専用設計で作られたS660は、その内容を考えれば破格。

ではあるものの、2シーターかつほぼゼロと言っても過言ではない荷室スペースなど、実用性が皆無の軽自動車に200万円以上の金額を支払うというのは、ややハードルが高い行為と言えるかもしれません。

新しい買い方“残クレ”こと残価設定ローンとはどんな買い方!?

しかしS660で特筆すべき点と言えるのが、その残価率※です。

残価率とは、残価設定型クレジット(ホンダの場合は“残クレ”という名称)で車両を購入したときに最後に据え置かれる金額のことであり、人気のある車種であればその数値が高くなるもの。

この残価率、例えば5年の残価設定型クレジットでは多くの車種が30%もあれば御の字で、コンパクトカーなどは20%台というものも珍しくありません。

※オプションを含まない車両本体価格(税抜き)に対し、5年後も乗り続ける場合の設定価格を照らし合わせた率(2021年3月22日現在)

5年後の残価率、通常30%あれば御の字だが…S660は驚異の46%!

一方、ホンダ S660の5年後の残価率はなんと驚異の46%!

5年乗ってもほぼ半分しか価値が目減りしない計算となるのです。

上級グレードの“α”(232万1000円・消費税込)でも、5年後の残価がおよそ100万円となります。実質130万円程度のクルマを購入したときと同じくらいの負担でS660を楽しむことができる、というワケです。

この残価率は変動しているためあくまで執筆時点での数値となりますが、よほどのことがない限りS660が販売終了するまでにこの数値が大きく変動する可能性は少ないでしょう。ホンダの残価率は全国一律という点も嬉しいところです。

残価設定ローンの利点を最大限に活用しよう

残価設定ローンには大きく分けて2つのタイプがある

ちなみにこの残価には最終回にそのままその額の支払いを残すタイプのものと、その残価を保証し最終回に車両を返却することで残価の支払いが免除となるものが存在し、ホンダの残価設定型クレジットは後者となります。

そのため指定された走行距離やキズ、凹みが許容範囲内であれば、例えそのときにS660の市場価値が大幅に下落していたとしてもその残価が保証されるというワケ。

逆にそのときにS660の市場価値が大きくアップしていれば、他の買取店などに売却してもOKですし、気に入ったのならそのまま買い取って乗り続けるという選択を採ることも可能ということで、ほぼユーザー側にデメリットのないものと言えるでしょう。

残価額はクレジット会社が手堅く見積もる数値! さらに高値の可能性も!?

基本的にクレジット会社の設定する残価率は、会社が損をするリスクがないように比較的余裕を持った数値となっているため、5年間大切に乗っていれば残価額を上回る査定を叩き出す可能性も少なくありません。

特にS660のように趣味性の強いクルマではその傾向が強く、実際現時点で市場に流通しているS660の中古車で、最も安い部類のものでも車両価格が100万円を切るものは1台もありません。

特にMT車やモデューロXに代表される特別仕様車などは更なる高値となっているため、5年後に手放すときは残債が清算できるだけでなく、次の愛車の頭金にプラスできるほどの額になる可能性も大いにあるのです。

唯一の落とし穴に注意! 車両保険への加入は必須だ

万が一の事故に備えるためにも車両保険への加入は必須

ただ、残価設定型クレジットで購入する際に気を付けてもらいたいのが事故。修復歴に該当するような事故はもちろんですが、全損となってしまった場合は最終的に返却するはずだった車両がなくなってしまうため、高額な支払いだけが残ってしまいます。

そうならないためにも事故に気を付けることはもちろん、万が一のときカバーしてくれる車両保険の加入はマストと言えます。

幸いS660は軽自動車ですから任意保険も安めとなっていますので、あとで泣きを見ないためにも必ず加入しておきましょう。

[筆者:小鮒 康一]

ホンダ/S660
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104.9万円506.2万円

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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