初夏のミニ祭り! 最新「MINI」オールラインナップ試乗レポート(2/6)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:和田清志
個性とともに実用性も求める欲張りなアナタのためのMINI
まず1台目は「MINI COOPER D 5 DOOR(ミニ クーパーD 5ドア)」。
ミニと言えば3ドアのイメージが強いが、このクラスのハッチバックの主流は5ドア…。「個性/ファッショナブル」に「実用性」を求めるユーザーに向けたのが、ミニ5ドアだ。
ホイールベースを70mm延長しドアを2枚プラスしているが、ロングボディ化に際してルーフは短め、リアウィンドウの角度は強めに傾斜させることで、外観が間延びせずスポーティなルックスに仕上がっている。ホイールベース延長は後席の居住性に割り当てられており、劇的には広くはないが実用性は十分なスペースを確保している。
軽快さが魅力の直3 1.5リッターディーゼルエンジンを搭載
エンジンは新開発された1.5リッターの直列3気筒直噴ディーゼルターボ(116ps/270Nm)と6速ATの組み合わせである。
さすがに1500ccなので超トルクフル…と言う感じではないが、排気量を感じさせない力強さと軽やかに回るエンジンのフィーリングはミニのキャラクターにも十分マッチしている。
3気筒ディーゼルと聞くと振動や騒音が気になるが、何も知らされなければ3気筒と解らないレベル。恐らく3気筒特有のビートとディーゼルノックが上手く打ち消し合っているのだろう。
ディーゼルを搭載していると「ハンドリングは鼻先が重く」となりがちだが、クーパーDはディーゼル搭載を感じさせない軽快なハンドリングであった。
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