新型Sクラスはより快適に! プレミアムブランドは“経験”がキーワードになる【未来モビリティ総研】(2/2)
- 筆者: 竹花 寿実
- カメラマン:メルセデス・ベンツ
目指すはノイズ0! 静かな超快適車内に
NVH(Noise, Vibration, Harshness:振動・騒音・乗り心地低下につながる要素)の低減も、膨大な時間を費やして徹底的に行われた。歴代Sクラスは、乗員にほとんど振動を感じさせず、静粛性も優れているという点で、常に高く評価されてきた。
新型はいくつかのシェルに遮音フォームを使用するなど、さらなる振動低減とノイズ低減を図り、風切り音やロードノイズも遮断。ほぼノイズがない静寂のオアシスを実現したという。
プロダクトマネジメントのトップを務めるディルク・フェッツァー氏は、新型Sクラスの走りを「ノイズレスドライビング」と呼ぶ。彼によれば、静粛性は目に見えないものだが、ラグジュアリーの決定的な要素のひとつだという。
現行Sクラスも十分スゴい!? その実力がコレ▼
Sクラスならでは経験がキモ! ライバルも追従必至
この他にも、ラグジュアリーや快適性を高めるために新型Sクラスに盛り込まれたものは、ここに書き切れないほどあるが、メルセデス・ベンツは、そのような「モノ」や「機能」があるからラグジュアリーや快適性が高まるとは考えていない。
今回のイベントを通じて、彼らは視覚や聴覚、触覚、嗅覚など人間の五感を美しさや心地良さで包み込み、顧客のエクスペリエンス全体を完成させることでこそ、最上級のラグジュアリーや心地良さは生まれると考えていると理解できた。
デザインや素材の使い方、さまざまなハイテク機能、突き詰められた静粛性などは、そのための個々のディテールに過ぎないのである。
Sクラスの顧客は、ラグジュアリーや快適性への期待値がとても高いが、これほどまでにラグジュアリーについて深く掘り下げているメルセデス・ベンツが生み出す新型Sクラスが、彼らの期待を裏切るような事はないだろう。
新次元のラグジュアリーを実現しているのは間違いなく、世界のプレミアムカーブランドに再び衝撃を与える事になるはずだ。
【筆者:竹花 寿実】
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