メルセデス・ベンツ GLEクーペ 海外試乗レポート(1/3)
- 筆者： 竹岡 圭
- カメラマン：メルセデス・ベンツ日本
単に奇をてらっただけではない正統派の要素が盛り込まれているGLEクーペ
最近「○○×○○」といったクロスオーバーがとかく流行っている気がしますが、メルセデスからまた独特なエクステリアの新型車が登場しました。SUVとクーペをクロスオーバーしたというメルセデス・ベンツ『GLEクーペ』です！
いちばんの特徴は言うまでもなく、奇抜なデザイン。名前の通りGLE（フェイスリフトでMLからGLEと名前が変わった）の兄弟車種に当たるわけですが、比べてみるとやはり全体的にカドが取れたクーペっぽい印象のフォルムに仕上がってますよね。
GLEで特徴的なのが「リアエンド」。
かなり斬新ではありますが、実は何世代にもわたりメルセデス・ベンツの大型クーペに取り入れられてきたという、最上部を丸くしたリアウインドウや、Sクラスクーペから始まったデザインラインなど、単に奇をてらっただけではない正統派な要素が盛り込まれているところが、またメルセデス・ベンツらしい。長い歴史を持つメーカーだからこそ、語れることですよね。
パワートレインはいくつか用意されていますが、すべて兄弟車となるGLEと同じというわけではありません。基本的にはV型6気筒3リッターディーゼルの「350d」、V型6気筒3リッターガソリンの「400」という2つのラインナップ。いずれもAWDモデルで、トランスミッションはなんと「9速」！
さらに“AMGモデル”も存分に用意されていて、V型6気筒3リッターエンジンを搭載する「450AMG」、V型8気筒5.5リッターエンジンの「AMG GLE63」と、さらにパワーアップした「AMG GLE63S」の3つがラインナップされています。
ちなみに、今回試乗できたのは「350d」「450AMG」「AMG GLE63S」の3グレード。3車3様、それぞれかなり性格が違うのが、また面白いところなんですよね。
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OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る
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