メルセデス・ベンツ GLK350 ブルーエフィシェンシー(2012年日本導入モデル) 海外試乗レポート/桂伸一(1/2)

  • 筆者: 桂 伸一
  • カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
メルセデス・ベンツ GLK350 ブルーエフィシェンシー(2012年日本導入モデル) 海外試乗レポート/桂伸一
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日本ではあまり見かけない「GLK」、右ハン仕様があれば・・・!

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「メルセデス・ベンツ GLK」がマイナーチェンジを受けた。

“ダイナミックさをさらに強調したデザイン”と同社では説明するのだが、変更点が今ひとつピンとこないのは、日本ではあまりにも目にする機会が少なくて馴染みが薄いからだ。

その最大の要因は「左ハンドルしか設定されていない」ため。

これは欧州でも同様に、イギリス仕様も、同じ右ハンドル圏のオーストラリア仕様も存在しない。日本では「輸入車は左ハンドル」という旧来のユーザー層が存在するものの、やはり右ハンドルが圧倒的に有利に違いなく、左ハンのみではマーケティング上極めて不利という事は、メーカー/インポーター自身が歯ぎしりをしながら感じている。

だが、他社に似ていない独創性に魅力を感じるユーザーが多いということで、アメリカ、中国、ドイツでは大ヒット。特に中国は生産拠点を持っている事も手伝って実に10万台を売りさばき、さらに成長し続けているという。

GLKのデビュー当時、国際試乗会に招かれたにも関わらず記憶に浅いのは、やはり国内で見慣れないせい。逆手に取れば、左ハンドルに慣れ親しんでいるユーザーであれば「少数の個性」を手に入れるチャンスでもある・・・とは、あまりにもこじつけ過ぎだろうか。

よりスポーティな印象が強められたエクステリア

メルセデス・ベンツ GLK350 ブルーエフィシェンシー

スタイリングは直線基調。垂直に近いフロントエンド、Aピラーが起きたウインドスクリーンなど、GLクラスのイメージを引用してはいるが、個人的には“Gクラス”をよりリアルに小型化すれば良かったのでは?と常に思う。

話はそれるが、レンジローバー/ランドローバーについても同様で、小型版のフリーランダーも、レンジかディスカバリーをそのまま縮小化したほうが受けは良かったと思う。もちろん最新のイヴォークはそれらを超越した存在で、それはそれでいい。

GLKの変化はまずはフェイスリフト。

フロントバンパーの形状をワイドに見せてダイナミック性を強調する狙い。クロームメッキを施したアンダーガードとグリルの”二本のフィン”がキラリと輝き、スリーポインテッドスターを引き立てる。(メルセデスは今後、この二本基調のラジエターグリルに統一していく)

メルセデス・ベンツ GLK350 ブルーエフィシェンシー

従来との“目つき”の違いはヘッドライト。

たいまつ型のLEDデイライトは他のモデルと共通のサイン。さらにオプションのオフロードライトが新しい。どことなくスポーティな印象が強いと感じたのは、車高が20mmローダウンした関係。アジリティ(俊敏性)を高め、SUVとしてのスポーティさを強調した操縦性については次ページで解説したい。

リアもデザイン、機能とも大幅に変更。光ファイバーケーブルとLEDによりコンビネーションランプにガイドラインが入り、特徴的なナイトデザインに仕上げた。クロームメッキのエキゾーストエンドやアンダーガードがワイド感を強調する。

だが、実はGLKのハイライトはインテリアの変更だという。

ダッシュボードからセンターコンソール、他シートを含むすべてのデザインを一新。品質の引き上げはもちろん、ドイツ人が好むアルミ地肌のトリムが多用される(オプションでウッド)。横一面に広がるダッシュボードにアルミトリムの組み合わせは、近年にはない独創性。そこへ円形のエアアウトレットが組み合わされると旧き時代のアメリカ車を彷彿とさせる。

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桂 伸一
筆者桂 伸一

1982年より雑誌「OPTION」誌編集部員からレーシングドライバーに転身!!92~93年はR32 GT-RでN1(現スーパー)耐久シリーズチャンピオン。近年はドイツ・ニュルブルクリンクで開催される24時間レースに、アストンマーティン・ワークスカーのドライバーとして参戦。2度の優勝を飾る。日本ジャーナリスト協会(AJAJ)会員、日本カーオブザイヤー(COTY)選考委員、ワールドカーアワード(W-COTY)選考委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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