メルセデス・ベンツ GLA 250 4MATIC 試乗レポート/今井優杏(3/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:島村栄二
コンパクトカー「Aクラス」との違いはどこにある?
じゃ、どんだけAクラスと違いがあるのかといえば、意外なことに見た目も乗り味も案外違う。
実はあんまりどこでも公表していなかったのだが(特に理由はありませんが、言うほどの機会がなかっただけで…)、今、私の愛車は「A 180 Sports」。富士山麓で行われた試乗会にももちろんコイツで出かけた。
そうして見比べてみれば、このGLAはルーフレールやディフューザーなど細部のこだわりがピリっと効いて、見た目からして意外なほどにちゃんとSUVに仕上がっているのである。その姿は完全にオンロード方向の、都会派SUVとして実に威風堂々たる佇まいだ。な~んて、愛車に似ているのでこの辺はかなり贔屓目なのは堪忍して欲しい。
「GLA 250 4MATIC Sports」は”スポーツ”だけど、十分にコンフォートな走り
GLA 180の全シリーズとGLA 250 4MATIC Off-Roadについては導入が秋以降になるとのことで、今回はまず「GLA 250 4MATIC Sports」に試乗した。
一般道に出れば、Sportsでさえもやはりアタリが柔らかいと感じる。
アニキ分にあたるAクラスと、コンパクトセダン「CLA」はどちらも硬く締まったアシが特徴で、路面からの入力に対してかなり過敏な印象を受ける。ともすればレーシングライクともいえるくらいのガチガチさが特徴でもあるのだが、それと比較すれば明らかにソフトでコンフォートだ。とはいえSUVにカテゴライズされるクルマのなかでは、締まったほうに分類されるのはもはやAファミリー共通の味付けなのかもしれない。この辺、もしもっとガチにオフロードで使いたい人は、秋発売のGLA 250 4MATIC Off-Roadを待ったほうがいいだろう。
四輪駆動システム「4MATIC」は日常使いでも満足度高い
可変トルク配分型の四輪駆動システム「4MATIC」は、通常ほぼ100%前輪駆動ではあるのだが、状況によって後輪に駆動を配分する。しかし、実は雪道や悪路なんかに行かずとも、コーナリングなどでもその恩恵を受けることが出来ることはスペックを使い切っている気がしてなんとなくウレシイ。いや、そんなケチな損得勘定を抜きにしたって、実際にコーナリングの最中には後輪に駆動配分してくれるために、日常でも四輪駆動の安定感や高い接地感が味わえるのは心地いい。
その四輪駆動の実力をより実感するために、試乗ではオフロードコースも用意されていた。
ここでは「GLA 250 4MATIC」で乗り込む。本来ならオフロードサスペンション仕様の「GLA 250 4MATIC Off-Road」を試したいところだが、まだ日本に入って来ていないとなれば仕方ない。
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