メルセデス・ベンツ 新型Eクラスカブリオレは4シーターオープンに新次元の快適性を提案!|発表会レポート
- 筆者: 松田 タクヤ
- カメラマン:松田 タクヤ
革新的な運転支援システムを装備し、乗員全てが快適なオープンドライブを楽しめる!
ジャーマン3に入るドイツの大手自動車メーカー、メルセデス・ベンツ。
ラインナップ展開はスタンダードモデルで36モデル、AMGで53モデル、スマートまで追加すると全155モデルにもなる。
そんな豊富なラインナップを展開しているメルセデス・ベンツに新たなモデルが追加された。
同社ラインナップの中核を担う「Eクラス」の新しいバリエーション、「E Class Cabriolet(Eクラス カブリオレ)」だ。
2018年1月19日、東京都港区六本木にある「Mercedes me Tokyo(メルセデス ミー東京)」で行われた発表会で、2017年6月に本国ドイツで公開されていた新型Eクラス カブリオレが日本初披露となった。
発表会にはメルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長の上野金太郎氏や、同社広報室 製品広報課マネージャーの木下潤一氏、女子ゴルフ「メルセデス・サポート選手」である三浦桃香さんが出席した。
新型Eクラス カブリオレの製品紹介についてはコチラの記事で詳しく紹介しているので、この記事では発表会の模様をメインにレポートしていこうと思う。
グローバルで7年連続、日本でも5年連続過去最高の販売を記録したメルセデス
発表会で、メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長の上野金太郎氏はこのようにコメントした。「始めに2017年の新車販売状況についてお話をさせていただきます。メルセデスはグローバル・日本いずれも過去最高の販売台数を達成しています。
グローバルでは7年連続、日本でも5年連続過去最高を更新し、たいへん好調に推移しております。グローバルでは約230万台を販売し、プレミアムブランドナンバーワンを維持しました。
日本でも約6万8千台を販売し、3年連続輸入車ナンバーワン、プレミアムブランドでは5年連続ナンバーワンと、本当に良い成績を残すことができました。
昨年の好調要因は、安定した販売ネットワークの構築、積極的なマーケティング活動、そして数々の新型車投入による相乗効果と私どもは考えております。
中でも中核モデルのEクラス、フラッグシップモデルのSクラス、SUVモデルの販売がたいへん好調に推移し、販売台数過去最高を更新する結果となりました。日本では最良販売モデルであるCクラスなどの小型車を中心に、堅調に台数を伸ばすことができたのも要因のひとつだと思っております。」
オーナーとメルセデスを繋ぐMercedes me Connect(メルセデスミーコネクト)とは
「ダイムラー社は、自動車づくりの哲学や伝統を大切にしながら、次の時代に向けての中長期戦略を立てています。
コネクテッド、オートノマス、シェアード&サービス、エレクトリック。この4つの柱があり、それぞれの頭文字を取り「CASE(ケース)」と呼んでおります。
昨年8月はフラッグシップモデルであるSクラス発表の際に、コネクテッドの新しいサービス「Mercedes me Connect(メルセデスミーコネクト)」を開始致しました。
メルセデスミーコネクトは、お客様とメルセデス・ベンツを繋ぐ新しいブランドです。そのひとつの柱であるデジタル・カーライフを提供するテレマティクスサービスとなっています。
コネクトのサービスは、安全・安心、快適、おもてなしの三つでございます。24時間緊急通報サービス、24時間故障通報サービス、ドアロック・アンロックなどのリモート車両操作、リモートでの車両ステータス確認、スマートフォンでの駐車を支援するリモートパーキングアシスト、24時間コンシェルジュサービスなど多様なサービスをご利用いただけます。
昨年の全販売台数の25%にメルセデスミーコネクトが搭載され、車とお客様の関係がまた一歩進化したと考えております。」
メルセデス・ベンツのビジョンは「最も愛されるブランドへ」がテーマ
「2018年の販売台数目標は前年の販売台数である6万8千台を超えること、とさせていただきます。これはたいへんなチャレンジになることは容易に想像できますが、販売店と共に取り組みこれを達成したいと考えております。
またメルセデス・ベンツは「最も愛されるブランドへ」をビジョンとして考えており、メルセデス・ベンツを選んでいただいたお客様はさまざまなブランド体験を通して、期待以上の満足感を得ていただける活動に、より一層注力をしていきます。
その結果として、お客様満足度でもプレミアムブランドナンバーワンの評価を頂けると良いと思っておりますので、私どもは絶え間ない努力を続けていきます。」上野金太郎氏のコメントはここまでとなる。
新型Eクラスカブリオレは、オーナーの様々な要望に対応できるラインナップを実現
「新型Eクラスカブリオレは、ソフトトップを閉じている時は流れるようなクーペスタイルを実現し、ソフトトップ開けた時にはカブリオレならではの伸びやかなプロポーションが特徴です。
スポーティさを強調したフロント廻り、高いベルトラインと低く立ち上がるAピラー、前席と後席の境が無いウインドゥにより、エレガントでスポーティなサイドラインを実現しています。
リアは、スッキリと水平にトランクリッドまで伸びる、2分割構造のLEDリアコンビネーションランプが特徴です。このLEDリアコンビネーションランプは、満点の星空を想起するクリスタルルック・テールライトを採用しています。
11色から選択可能なエクステリアカラー、4色から選択可能なソフトトップ、最大5色から選択可能なインテリアカラーにより、お客様のセンスに合わせたコンビネーションが可能です。
先代モデルに比べて、後席レッグルームが44ミリ、ショルダールームが14ミリ広くなり、後席でも大人が窮屈さを感じない快適性を実現しました。
安全性にも抜かりはなく、万が一の転倒時には後席後方に隠れているロールオーバー・バーが瞬時に立ち上がり、乗員を保護します。また、Eクラスセダンと同様の安全運転支援システムを全車に標準装備しております。
さらに、パワートレインはガソリン、ディーゼル、ハイブリッドの3種類を設定しており、新型Eクラスカブリオレはお客様の様々なご要望にご対応できるラインナップとさせていただきました。」このように、広報室 製品広報課マネージャーの木下潤一氏はコメントした。
全てはメルセデス・オーナーの満足の為に! 2018年は更なるサービスを提供
2018年のメルセデス・ベンツは、顧客満足度の向上を目的として「Share Car Plus(シェカー・プラス)」という新車オーナー限定の車両貸し出しサービスを始める。
さらに、これまで以上に様々なイベントを企画しているほか、より積極的な広報活動をすることが決まっている。
このような活動をするには多額の費用がかかることが予想されるが、全てはメルセデス・ベンツの現オーナーと、これからメルセデス・ベンツを選ぶユーザーに向けてのアプローチであり、最も愛されるブランドになる為に必要なことだと判断したのだろう。
2017年の新車販売で過去最高を更新したメルセデス・ベンツは、更なるサービスの提供と魅力的なモデル展開をし、プレミアム・ブランドとしての価値を更に高めていくだろう。2019年の同じ時期に「6年連続で新車販売台数を更新!」と発表されるのが想像できてしまう所にメルセデス・ベンツの凄さを感じた。
[Text/Photo:松田 タクヤ(オートックワン編集部)]
メルセデス・ベンツ Eクラスカブリオレの主要スペック | |
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車種名 | E200 カブリオレ |
グレード | E200 カブリオレ
|
パワートレイン | ガソリンエンジン |
JC08モード燃費 | -- |
価格(消費税込) | 735万円 |
全長 | 4,826mm |
全幅(車幅) | 1,860mm |
全高(車高) | 1,428mm |
車両重量 | -- |
乗車定員 | 4人 |
ホイールベース | 2,873mm |
エンジン種類 | DOHC直列4気筒ターボチャージャー |
排気量 | 1,991cc |
エンジン最高出力 | 135kW(184PS)/5,500rpm |
エンジン最大トルク | 300N・m(30.6kg・m)/1,200-4,000rpm |
燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
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