メルセデス・ベンツ Cクラス クーペ 発表会速報
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クーペをラインナップし続けるメルセデス・ベンツ
正統派の高級セダンを世に送り出し続けるメルセデス・ベンツ。そのいっぽうで、2ドアクーペモデルもまた、常にラインナップされ続けてきた。
フォーマルだが少しビジネスライクなセダンに対し、セダンのいちバリエーションながら、スポーティでちょっと贅沢という、華やかなキャラクターを持つのがクーペの特色だ。販売台数はさほど出ないとしても、プレミアムなクーペを用意することで、結果としてメルセデス・ベンツのブランド性も確実に高められているように思える。そしてその重要性を、何よりもメーカー自身が一番理解しているということだろう。
今年2011年、人気の小型高級セダン「Cクラス」にも、久しぶりの4シータークーペモデルが復活した。しかも、8月末に日本で先行ラインナップされたのは、あの小さな車体にV8 6.2リッターエンジンをぶち込んだ狂気のAMGモデル「C63 AMG クーペ」だった。結果、新しいCクラス クーペが贅沢で特別なモデルであることを、広く認知させることにも成功している。
そして今回、約2ヶ月の遅れでようやく標準仕様の「Cクラス クーペ」が日本へやってきた。
エコカー減税75%に適合する高い環境性能
スポーティな専用4シータークーペボディを持つメルセデス・ベンツ「Cクラス クーペ」標準仕様には、2つのラインナップが設定された。「C250 BlueEFFICIENCY(ブルーエフィシェンシー) クーペ」[598.0万円]と、「C180 BlueEFFICIENCY クーペ」[435.0万円]だ(※価格は全て消費税込み)。ともに1.8リッター 直噴 ターボチャージャー付きエンジン+7速AT「7G-TRONIC PLUS」を搭載し、C250にはそのハイパワー版が組み合わされる。小排気量ながらハイパワーと高トルクを発生させるいっぽう、エンジン自体の基本的な素性が軽量・小型ゆえに、燃費性能も高い優れモノのユニットだ。
さらに新型Cクラス クーペにはアイドリングストップ機構「ECOスタートストップ機能」も装備され、さらに消費エネルギーを節約。結果としてエコカー減税75%適合モデルとなった(※現時点ではまだ型式認定取得前の「180 BlueEFFICIENCY クーペ」についても、同様の性能を目指す)。
なお新型 Cクラス クーペの発売を記念し、特別仕様車「C250 BlueEFFICIENCY クーペ Edition 1」が設定されている。スタイリッシュなつや消しマットカラー、特別専用色の「designo マグノナイトブラック」をはじめ、全6色のボディカラーと専用本革インテリアなどが用意され、専用デザインの18インチアルミなども装備しながら、ベース車+22万円高の620万円としたモデルだ(特別色はさらに+35万円高)。
■参考:
・メルセデス・ベンツ、Cクラスクーペを発売/自動車ニュース[2011年10月17日]
・メルセデス・ベンツ、つや消しブラックの特別仕様車「C250 ブルーエフィシェンシークーペ Edition1」発売[2011年10月17日]
Cクラスクーペのキャラクターを際立たせるファッションイベント
メルセデス・ベンツ 新型 Cクラス クーペのプレス発表会は、今年7月から期間限定で造られた情報発信拠点「メルセデス・ベンツ コネクション」で行われた。
折りしも、メルセデスベンツが冠スポンサーとして参加するファッションの祭典「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO」のイベントが、10月16日(日)より22日(土)まで向かいの複合施設「東京ミッドタウン」で行われている真っ最中。そしてメルセデス・ベンツ コネクションでも、やはりショーや展示会などのイベントが同時開催される。
今回のプレス発表会でも、バンタングループとのコラボによるファッションショーが繰り広げられた。バンタングループは、ファッションを中心としたデザインスクールなどを運営する企業。その中でも、最も歴史と実績を持つスクールが「バンタンデザイン研究所」だ。今回バンタンデザイン研究所の中で、特に認められた特別進級クラス「X-SEED」の23歳から28歳までの才気あふれる学生たち4名が、ショーの衣装デザインを担当している。
ショーでは、新型 Cクラス クーペをイメージしたというスタイリッシュな衣装をまとったモデルたちが次々と登場。スポーティでプレミアムなCクラス クーペのキャラクターと相まって、会場のムードをさらに華やかに盛り上げた。
※画像をクリックすると、さらに新型 Cクラス クーペ発表会の画像集ページにジャンプします!
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