【美女の乗るクルマ】-scene:25- マツダ ロードスターRF × 清瀬まち

  • 筆者: 安藤 修也
  • カメラマン:小林 岳夫 Model:清瀬 まち
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仕事が終わったところで、しばし余韻に浸り、同僚らと語らい、また翌日の予定を確認する。目まぐるしく繰り返す毎日を顧みることはなく、毎夜、喪失感や虚しさといったさまざまな衝動に襲われる。「どこでもいい、都会の喧騒から逃れたい」。こんな夜は決まっていつもどこか当てもなく駆り出す。その日だってそうしていたはずだった…。タイミング悪く愛車が入院中でさえなければ……。そんな時、どこからともなく現れたのは、トナカイに引かれたサンタクロース…ではなく、真っ白なオープンカーとともにやってきた彼女だった──。

(この物語はフィクションです。)

 

■マツダ ロードスターRF × 清瀬まち フォトギャラリー(画像30枚)

目次[開く][閉じる]
  1. まるでサンタクロースからのプレゼントを開ける前の子どもの気持ち
  2. ステアリングを握っただけで、走りへの期待が高まってくる
  3. 頭の上の街灯が眩しく、暖かみのあるものに感じられた
  4. Bonus track

まるでサンタクロースからのプレゼントを開ける前の子どもの気持ち

年季の入った愛車が退院するのは、年末ギリギリになるかもしれないと馴染みの店から連絡があったのは、世のカップルたちが街中のイルミネーションにはしゃぎ出した頃だった。

どこにも駆り出すことができず、憂鬱な気分に浸っているとネットで気になるサービスを見つけた。それは、「運び屋」というものだった。画面上には「人、物、なんでも運びます」「いつものタクシーより早く目的地へ」といった文言が踊っている。普段使うことはあまりないが、タクシーやハイヤーと何が違うのだろうか。なにより気になったのは、すこし高めの料金設定などより、「但し、車種とドライバーについては、こちらに一任させてもらいます」と添えられた注意書きの部分だ。

夜のドライブというのは、安堵と開放感とで、身体が無重力な空間に放り出されたような感覚を得られるものだ。たとえそれが自分でステアリングを握っていなくとも、窓から見える走行中の情景は格別なハズ。

そんな思いから、迷わず「運び屋」なるサービスを予約した。怪しげなサービスに一抹の不安もなかったと言えば嘘になるが、そんなことより私は、実際に「運び屋」がどんなクルマに乗ってくるのかが楽しみで仕方なかった。まるでサンタクロースからのプレゼントを開ける前の子どもの気持ちだ。

かくして、待ち合わせの場所に現れたのは、私が予想だにしないクルマだった。そう、それは「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンカー」としてギネス認定されているクルマ。マツダのロードスターだ。

だが、ロードスターを見て驚いていた私をさらに驚嘆させたのは、そのドライバーが若い女性だったことだ。

まち:「本日は私とこのクルマが、お供をさせていただきます」

私 :「あ、あぁ……」

まち:「何かご不満がございますか?」

私 :「い、いや。何も不満はないよ」

自らを「まち」と名乗ったその美しい女性ドライバーに促されるまま、助手席側のシートに身を埋める。車種とドライバーの存在感に圧倒されて気づかなかったが、よく見るとこのロードスター、「RF」だ。

電動開閉式ルーフ「リトラクタブルハードトップ」を搭載するこのロードスターは、ルーフを開いた状態でも左右のリアピラーが残り、まるでミッドシップクーペのような“ファストバックスタイル”を実現している。ルーフが締まっていれば静粛性も高まるし、セキュリティ面でも安心と、とにかく快適性が高いことが特徴だ。

まちが、僕の荷物をトランクへ収納してくれる。ロードスターは、トランクにはキャリーバックが2個入る。小型オープンカーながらしっかり乗車人数分の荷物が詰めるところも支持される所以だ。

ステアリングを握っただけで、走りへの期待が高まってくる

走り出してしばらくすると、赤信号中に、まちは手元でロードスターRFの屋根を開ける操作をした。ルーフ部分は3分割で後方へ収納され、完全収納までにかかる時間は10秒程度。わずかな動作と時間でオープンカーの開放感が得られるのだ。走り出して感じるこの風の心地よさは、やはり普通のクルマでは味わえないものだ。

だが、その時「事件」は起こった。私が手荷物として、シートの後方に置いておいたノートPCが、ふとした拍子に前方へ吹っ飛んだ。そしてまちのシフトを握る左手に直撃したのだ。彼女は、その美しく整った顔をほんの一瞬歪めるも、すぐにスマートな運転動作で路肩へロードスターRFを止めた。

これはPCを裸のまま車内に持ち込んだ私のせいだ。まず彼女に対し謝罪をし、別に帰宅を急いでいるわけではないのだと、休憩を申し出た。幸い寒さはそれほどでもなかったので、彼女の手の痛みが引くまで、クルマを降りて過ごすことにした。

クリスマス前の浮ついた街の雰囲気か、それとも美しいイルミネーションのおかげか。いつの間にか私たちは意気投合し、話は盛り上がっていた。彼女に関してもいろいろわかってきた。父親がモータースポーツ関係者だったため、将来はレーサーになりたいと思っていたということ。結果的にこのような仕事を始めたが、今の仕事は好きだということ。スポーツカー好きの顧客が多く、ロードスターのことも褒めてくれるので、それが励みになっているということ。

話が弾みすぎてかなり遅い時間になっていたが、彼女の手を見ると、先ほどより赤さが増していた。とりあえずこの時間でもやっている病院を探そうと、彼女に提案した。そして病院までは自分が運転する、と伝えた。

彼女が首を縦に振るまでには多少時間がかかったが、万が一骨に異常があってはまずいと説得すると、「本当はこんなこと許されないんですけど」と前置きしつつ、「たまには愛車の助手席に乗るのもいいですね」と、承知してくれた。

まずはテレスコピック機構を使って正しいドライビングポジションをとる。ステアリングを握っただけで、走りへの期待が高まってくる。「これがRFか…。自分のと通じるは部分けっこうあるな……」なんて感慨にふけっていると、熱い視線を感じた。左に顔を向けると、助手席に座ったまちの視線がまっすぐ私の顔へ向いていて、自然と目が合った。私はその時初めて、彼女の顔をしっかり見たことに気づいた。まちは私の顔を見上げながら、可愛らしい声で「運転お願いしますね」と言っただけだったが、なんだか照れ臭かった。

頭の上の街灯が眩しく、暖かみのあるものに感じられた

男女が夜中に2シーターのオープンカーでドライブしている。よく考えなくても、このシチュエーションは、外から見れば恋人同士そのものに見えるだろう。3年前に彼女と別れてから女性とドライブなんてしていなかったが、これほどの美女を隣に乗せてドライブできるのであれば、この3年間も無駄じゃなかったなと、よくわからないことを考える。

まちは私の運転に不安そうな顔一つせず、時折クルマの話をしながら、大人しく助手席に座っている。その間、何度も「ごめんなさい」という言葉を挟んできたが、「むしろこんな美女を隣に載せてドライブできるなんてラッキーだよ」と笑った。

まるでクルマと対話するかのようにロードスターRFの走りを味わう。搭載するエンジンは2リッターのみの設定で、ソフトトップモデルの1.5リッターエンジンに比べて出力とトルクが大きい。排気音も痛快だ。さらに、ルーフを閉じれば、走りに高い剛性が感じられる。後輪の接地性も高く、乗り心地も上々だ。

途中、信号で止まるたびに、まちのほうを向いたが、彼女はいつも私を見てくれていた。そのことが嬉しかったし、なんだか夢の中にいるような気分だった。

まち:「素敵ですね」

私 :「えっ?」一瞬、自分のことを言われたのかと勘違いして動揺した。

まち:「わたし、いつも運転に夢中になってるから、イルミネーションをこんな風に見たことがなかったんです」そう言った彼女の声は、少女のように弾んでいた。

まち:「それに、なんだかロードスターの運転も慣れているようでビックリしました」

その一言に対し、ドギマギしていることが顔に出ていることは、自分でもわかった。

病院で手当てを受けると、大事には至らなかったものの、彼女の手には包帯が巻かれた。そのため、自宅までは自分で運転することにした。怪我の功名なんて言うと彼女に失礼だが、私はまちという女性に魅力を感じていた。快感と喜びにうち震えながら運転していると、気付いた時には自宅に着いていた。

頭の上の街灯が優しいオレンジ色に光っている。普段、そんなこと気にすることはないのに、それがこの短時間で、眩しく、暖かみのあるものに感じられた。クルマを降りたくなかったが、無理やり背中をシートから引き剥がす。

「今日はありがとう。また次もお願いしようかな」

刹那、まちが放った言葉を聞いて、一気に体温が上がったのを覚えた。

「クリスマス…。誰かと過ごす予定はありますか? 良ければ今度はあなたの愛車に乗せてほしいな……。」

NAのパーツ、サンタクロースにクリスマス前までに届けてもらわないと──。

[Text:安藤 修也/Photo:小林 岳夫/Model:清瀬 まち]

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Bonus track

清瀬 まち(Machi Kiyose)

1991年3月23日生まれ(28歳) 血液型:B型

出身地:岡山県

日本レースクイーン大賞2016 グランプリ受賞

SUPER GT LEXUS TEAM SARD 2019 KOBELCO GIRLS

SUPER GT LEXUS TEAM SaRD 2018 SaRDイメージガール

SUPER GT エヴァンゲリオンレーシング2017

2018 RIZINガール

☆☆│InstagramTwitterBlog│☆☆

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マツダ/ロードスターRF
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安藤 修也
筆者安藤 修也

1976年生まれ。埼玉県出身。ベストカー、CARトップ、GetNaviの各編集部勤務を経て、2010年より清水草一率いるフリーランス集団『フォッケウルフ』に所属。現在は、素浪人エディター&ライターとして、自動車専門誌、一般誌、Webなどで幅広く活動中。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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