高品質な内外装とスポーティなV6エンジンを5ナンバーにギュギュっと凝縮!ユーノス 500【MOTA写真館】
- 筆者: MOTA編集部
マツダの販売チャンネルが5つに分かれていた時代、1992年にプレミアムブランドのユーノスから販売された専売セダンがユーノス500である。クーペのような流麗なスタイルに高品質な塗装を施し、本革シートやキーレスなど上級装備を取り入れ、V6エンジンを搭載した5ナンバーサイズの小さな高級車ユーノス 500がどんな車だったのか振り返っていこう。
巨匠ジウジアーロが認めた世界一美しい小型セダン
ユーノス 500は、ユーノスが目指す高級感や上質さをコンパクトなサイズに凝縮したユーノス初の専売モデル。滑らかな面で構成されるパネルと横長の楕円形ライトやグリルが特徴で、流れるようなスタイリングが美しい4ドアセダンだ。
“響きのデザイン”という新デザインテーマに沿って生まれたユーノス 500の個性的なボディには、鏡面のような光沢を放つハイレフコート塗装が施され、ユーノス 500の上質さを際立たせた。
この小さな高級車は「Xedos6(クセドス6)」の名で欧州にも輸出され、自動車デザインの巨匠として知られるジョルジェット・ジウジアーロが「小型クラスでは世界で最も美しいサルーン」と評価された。
マツダ初のV6エンジンを搭載した5ナンバーセダン
日本で5ナンバーの小型車でありながら、エンジンは1.8Lまたは2.0LのV型6気筒を搭載。トランスミッションには、5速MTもしくは4速ATが組み合わされ、前輪を駆動するFF方式を採用する。
また、マツダが同時期に販売していたV型6気筒エンジンを搭載するセダン、「クロノス」や「クレフ」が3ナンバーの普通車であったのに対し、ユーノス 500は5ナンバー。小型車でありながら、同門同クラスのセダンよりも高い価格帯に位置していたことも非常に特徴的なポイントだ。
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