マツダ CX-5でゆく尾道・しまなみ海道オトナ旅 ~”自由”がもたらしてくれた奇跡の時間~(4/5)

マツダ CX-5でゆく尾道・しまなみ海道オトナ旅 ~”自由”がもたらしてくれた奇跡の時間~
マシングレーのCX-5とご対面したモータージャーナリストの今井優杏さん 愛媛県今治市吉海町の食堂 みつばちにて 瀬戸内海・来島海峡大橋とレポーターのモータージャーナリスト、今井優杏さん 尾道水道にて 画像ギャラリーはこちら

旅の二日目はトルクたっぷりなディーゼルの走りを堪能

旅の二日目は2.2リッターディーゼルSKYACTIV-Dの真ん中グレード、「XDプロアクティブ」にクルマをチェンジ。AWDだ。

昨日は島を十分に散策したから、今日は尾道を歩きましょう、というプラン。

複雑に坂道と細い国道、そして県道が港に挟まれて点在する尾道は、どちらかというとコンパクトカー向けの街だ。ボンネットの長いCX-5ではやや取り回しに苦労する部分もあったけれど、ディーゼルエンジンのトルクは坂道で抜群の威力を発揮してくれた。

海と山に囲まれた尾道の町を一望出来る特別な場所

世界的な旅行口コミサイトで”行って良かった”日本の展望スポット第5位に選ばれた千光寺公園から観る尾道の素晴らしい眺めと共に。
尾道らしい坂道散策が楽しい尾道・千光寺公園にある恋人の聖地モニュメントは、尾道で良く見かける猫が鎮座する。

まず向かったのは尾道を一望できる千光寺。ワシワシとワインディングを駆け上がると、遊歩道への駐車場にCX-5を停める。その先の展望台から見えた風景は、駐車場からふうふう言いながら歩いた距離を吹き飛ばすような絶景!

こんなにも海と山が接近し、家々が箱庭のように凝縮し、それらが複雑に織り成された景観はたしかに、ここ尾道ならではのものだ。息を飲む。息を飲んだついでにかわいい猫の縁結び的なモニュメントがあったので、「今年こそは何卒!」と腹黒い念を込めてナデナデすることも忘れなかった。

この千光寺周辺は、いわゆる尾道らしい坂道散策をするにも素晴らしい。ロープウェイが展望台と港の下界を繋いでいるので、時間があるひとは是非、そちらも利用してもらいたい。私たちはここをCX-5で駆け抜けたが、むろんそれも路傍の日常を垣間見るに最適なルートではある。

◎千光寺公園:その人気は世界的な旅行口コミサイトで”行って良かった”日本の展望スポット第5位に選ばれるほど。夜景も素晴らしく、江戸時代中期から始まり、西日本でも有数の規模を誇るという尾道の花火大会(2017年は7月22日土曜日開催!)をこの場所から観るのも人気がある。また千光寺公園は春の桜も美しいというから、四季折々で楽しめそうだ。/住所:広島県尾道市西土堂町19-1

尾道はどこをどう切り取っても”フォトジェニック”な町だった

坂の町・尾道は路地までクルマが入り込まないせいか、猫たちものびのびと生きているように見える
尾道・艮(うしとら)神社。ここで映画「時をかける少女」などのロケも行われた。

尾道といえば坂道、ということで私もいかにも尾道らしい道を探して少し歩いてみることにした。

ああ、なんと乙女度の高いエリアであろうか。

少し歩けは静謐な神社にあたり(艮神社という)、その横から偶然に迷い込んだ道は猫だらけであった。人懐っこい黒猫ちゃんに迎えられ、猫好きのコバヤシカメラマンのスイッチがおのずとONになる。その猫たちに誘われるように石段を上がると、点在するのはカフェ、ギャラリーなど。なんなんですかこの芸術意識の高さは!と思わず問いかけたくなるくらいにフォトジェニックな場所。もう、住んじゃいたい! 全員が等しくここの暮らしが羨ましくなって、そして少しさみしくなる。だって、時間には限りがあって、私たちはもうここを発たねばならない。

日本一短いカーフェリーでつかの間の船旅を

CX-5を載せてもドライバー1名込みで運賃はわずか130円だ。<尾道と向島を結ぶ尾道渡船>
生活に欠かせない存在となっている尾道渡船。

さて、尾道といえば「渡船」。これも経験したいことのひとつであった。

日本一短い船道といわれ、今でも地元の皆さんは徒歩で、自転車で、原付バイクで、まるでバスにちょこっと乗るみたいに気軽に利用しているようだ。尾道水道にはいくつかの航路があり、それにより異なるが、最も短いものだと運賃大人60円!原付バイクだとそれに+20円!なんていうお値段だから、本当に今は21世紀なのですか、と二度見してしまうほどのコストパフォーマンスだ。

わずか数分の船の旅。でもその経験は、そして記憶は、実際の時間よりももっともっと豊かなものになった。船と暮らし。人々の日常。東京に暮らしていたら、決して出会えないような生活がここにあるということ。その、めまいのするような果てしなさ。 尾道はなんか、やっぱり泣かせる。心の琴線をきゅっと引く懐かしさに溢れている。

◎尾道渡船/尾道の向かいに見える島はその名も「向島」(むかいしま)。その間を流れる尾道水道には3本の連絡船が航行している。尾道渡船はそのうちのひとつで、尾道・土堂と向島・兼吉の間、距離にしておよそ300mを約4分で結ぶ。始発が朝5時40分、最終が尾道発22時30分まで5分~11分間隔で頻繁に船が出ており、生活の足として定着していることが伺える。片道運賃は大人100円、自転車・原付・自動二輪はこれに+10円、乗用車は全長4m以上5m未満で130円(乗員1名含む)。

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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