マツダ 新型アクセラ スカイアクティブ 新型車解説(3/3)
- 筆者： 松下 宏
- カメラマン：マツダ株式会社
魅力をアップしながら価格は据え置き！
新型アクセラでは、ほかにもいろいろな改良が施されている。
1.5リッターエンジン搭載車では「DSC」（横滑り防止装置）が標準装備され、アイドリングストップ機構の「i-stop」が状態を表示する画面を充実させて分かりやすくしたほか、エンジンが停止する領域を拡大させている。
さらにドライバーを支援する「ECOゲージ」や「i-DM」を搭載して、燃費の良い運転をしやすくしている。
これらの改良を加えながら、価格はほぼ据え置きだ。
1.5リッター車のDSCは最低でも3万円相当のバリューがあるし、SKYACTIV搭載車はエンジンの進化に加えてATが5速から6速になったりしたのだから、価格がほぼ据え置きなのはお値打ち感が大きく増したことになる。
現時点では、デミオの30km/Lという燃費が大きく注目されているため、アクセラのインパクトはやや弱いかも知れない。しかし、新型アクセラの燃費とバリューも見逃せないところだ。
SKYACTIVによって大幅に魅力アップしたアクセラが登場したことで、フルにSKYACTIVを搭載する「CX-5」がどんなクルマに仕上がるか、ますます楽しみになってきた。
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自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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