レクサスが挑む新たなチャレンジとは?新型LSにはまだまだサプライズが

レクサスが挑む新たなチャレンジとは?新型LSにはまだまだサプライズが
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新たなチャレンジに対し、高い評価を得ている新型LS

レクサス 新型LS500h(欧州仕様)

1月のデトロイトショー2017で世界初公開された5代目となるフラッグシップセダン新型LS。フォーマルセダンでありながら4ドアクーペのようなフォルム、日本の伝統美を取り入れたインテリア、V8ターボ並みのハイパフォーマンスと圧倒的な燃費性能を実現させる、3.5リッターV6直噴ツインターボ+10速AT、LCと同じ次世代GA-Lプラットフォームの採用、世界最先端の安全支援システムの採用などが話題となっている。

チーフエンジニアの旭利夫氏さんに新型LSを発表してからの反響を聞いてみると、「色々な意見をいただいていますが、ポジティブな意見が多いですね。例えば、レクサスの特徴の1つであるスピンドルグリルは賛否もありますが、『これまでのレクサスのモデルの中で最もバランスがいい』、『他のレクサスはちょっと…だけどLSはカッコいい』などなど。ジャーマン3の後追いではない新たなチャレンジに対し、高い評価を得ていることにホッとしています」と語ってくれた。

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パフォーマンスと燃費のバランスは現行モデルよりも大きくレベルアップ

レクサス 新型LS500h(欧州仕様)

デトロイトショー2017では、ガソリン車以外のパワートレインに関しては「しかるべきタイミングで発表したい」と旭CEは語っていたが、ジュネーブショー2017では、日本でも話題を呼びそうなハイブリッドモデルのLS500hがお披露目された。

従来モデルLS600hの5リッターV8+モーターのハイブリッドシステムに対し、新型LS500hは3.5リッターV6+モーター+自動変速機構を組みあわせた「マルチステージハイブリッドシステム」を搭載。これはすでに発表されているラグジュアリークーペLC500hと基本コンポーネントは共通だが、ラグジュアリーセダンにふさわしい制御に仕立てられているそうだ。

「ハイブリッドのラバーバンドフィールをなくし、アクセル操作と加速感がリンクするダイレクトかつ自然なフィーリングを目指す設計思想などは同じですが、LSはより滑らかさを重視しています。新型のパワートレインはガソリン車と同じくライトサイジングの考え方です。スペックだけを見ると従来モデルのほうがいいように見えますが、GA-Lプラットフォーム採用で軽量化も頑張っていますので、パフォーマンスと燃費のバランスは従来モデルよりも大きくレベルアップしています」(旭)。

“匠クラフトマンシップ”で日本の伝統美をカタチに

レクサス 新型LS500h(欧州仕様)レクサス 新型LS500h(欧州仕様)

エクステリアは基本的には大きな違いはないが、リアドア下の「マルチステージハイブリッド」のエンブレムとリアバンパー回りの処理が異なる。実はガソリン車のLS500はエキゾーストを見せるデザインだが、ハイブリッドのLS500hはあえて見せないデザイン処理となっている。

ちなみに今回披露されたモデルのボディカラーはオーソドックスなブラックだが、ボディ下部やウィンドウ周りのメッキが際立ち、意外や意外(!?)フォーマル需要もカバーできそうだと感じた。

一方、インテリアはボルドーとブラックのコーディネイトが披露された。色見が変わるだけで印象が大きく変わることにビックリ。今回の特徴は日本の伝統美を形にした「匠クラフトマンシップ」のドアトリムだ。

チーフデザイナーの須賀厚一氏は「水平基調の洗練された空間の中に日本ならではの様式美を表現するために、高級車にありがちな木目やアルミなどの定番マテリアルは極力減らし、それとは異なる手法を用いています」と語る。

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レクサスの“L”をモチーフにしたブリーツ状トリム処理は日本の折り紙がヒント。写真で見ると堅そうに見えるが、実際に触れてみるとソフトタッチ。夜間に行燈をイメージした間接照明に照らされた時の陰影もまた素敵だ。1つ1つ職人の手によって丁寧に製作されており大量生産は難しいそうだ。

また、ドアトリムオーナメントは切子細工がモチーフ。職人による手彫りで製作されたマスターを元に製作されているが、こちらも光の加減で様々な表情を見せる。ちなみに強化ガラスの特殊なコーティングが施されているため、衝突時なども飛散しないように安全性もシッカリ確保されているのでご安心を。

これらの製作過程はyoutube(Lexus LS Takumi craftmanshipで検索)にもアップされているので、そのこだわりを是非ご覧になってほしい。

デトロイト、ジュネーブと新型LSの秘密が徐々に明らかになってきているが、この他にも今後サプライズがまだまだ隠されていると言う。

次は4月12日から行なわれるニューヨークショー2017で、何らかのアナウンスを行なうそうなので、非常に楽しみだ。

[Text:山本シンヤ]

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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