キャデラックの新たなフラッグシップセダン「CT6」が、ついに日本上陸!
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昨年、2015年4月にニューヨークモーターショーで世界初公開となったラグジュアリーセダン「キャデラック CT6」が、2016年9月にいよいよ日本でも発売されることとなった。
日本で発売される仕様は、3.6リッター V6 DOHCエンジンを搭載した「キャデラック CT6 セダン プラチナム」1グレードのみで、価格は998万円(税込)。
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、昨年のニューヨークモーターショーにおけるワールドプレミアの際に、日本市場へ「CT6」を導入する計画であることを既に発表していたが、それがようやく実現する形となる。
同氏によると、キャデラックはCT6のセグメントにおいて、競合となるドイツメーカーのような全てをカバーするクルマではなく「ドライビングを楽しめる」ドライバーズセダンとして差別化を図りたいとする。
そのキーとなるのが、CT6の「車重の軽さ」。
CT6の車重は「1,659kg」と、Lセグメントにおいては驚異的な軽さを誇る。
これは、例えばBMW 7シリーズの最軽量グレードで「1,916kg」、メルセデス・ベンツ Sクラスの最軽量グレードで「2,100kg」という数値を比較すればお分かり頂けるはず。その軽さから生まれるドライバビリティを、他社のラグジュアリーセダンとは異なるキャデラックならではの立ち位置として大事にしたいとする。
ウーベ氏も実際にCT6を運転したことがあると言い、その印象について「(実際の)外観よりも小さいクルマを運転しているような、そんな錯覚を感じた」という。
そこまでの軽量化を実現したのが、CT6に採用された最先端のボディ構造。
ボディ全体の62%にアルミニウムが使われているほか、アルミニウムに加えて13種類の素材を組み込んだアルミ合金アーキテクチャを採用することにより、クラス最軽量の車重を実現している。
また、ラグジュアリーセダンとしての装備も実に多彩。
CT6で最も際立つ装備が「BOSE Panaray(パナレイ)オーディオシステム」。なんと、CT6では34個ものスピーカーが搭載されており、BOSEがこれまで公共施設やコンサートホールなどのプロフェッショナル分野で培ってきた音響技術が取り入れられている。
その他インテリアでは、後席中央を除く全席に5種類のプログラムから選択できる「マッサージ機能」を装備していることも特長の一つ。さらに、後席は電動でリクライニングが可能なほか、ベンチレーション&ヒーター機能も装備している。
テクノロジー面でも、夜間走行中に前方の人や動物を検知しメーター中央のドライバーインフォメーションセンターに赤外線映像を映し出す「エンハンスドナイトビジョン」や、カメラで前方の歩行者を検知する「フロント歩行者対応ブレーキ」など、先進のセーフティデバイスが搭載されている。
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