住友ゴム、欧米で人気のタイヤブランド「FALKEN」日本でも8月から本格始動
- 筆者:
住友ゴム工業は現在、主に欧米で展開しており高い評価を得ているタイヤブランド「FALKEN」について、8月から日本国内でも本格的に拡販路線を進めていくと発表した。
FALKENとはドイツ語で「鷹」を意味しており、FALKENの「F」マークのブルーはFALKEN Wingと呼ばれる大空を飛翔する翼を、レッドはFALKEN Arrowと呼ばれる突き進む情熱と魂・スピード感が表現されている。
FALKENブランドは1983年に誕生し販売を開始。1990年の米国を皮切りに2010年は欧州、2012年にはインドで販売会社を設立するに至っている。また、2015年は中国や豪州などグローバルな販路をさらに拡大している。
住友ゴム工業株式会社 執行役員 経営企画部長の青井 孝典氏によると、住友ゴムにおけるタイヤ販売数のうちFALKENブランドの構成比は2014年で20%ほどだが、これを「2020年には30%にまで引き上げる目標を立てている」とし、そのために「欧米はもちろん、日本、中国、インドなど各地域で積極的な活動を展開していく」とする。
住友ゴムのタイヤブランドといえば、真っ先に挙げられるのが「DUNLOP」だが、FALKENでは輸入車やSUV向けの20インチを超えるタイヤサイズが豊富に取り揃えられていることや、オールシーズンタイヤ、4駆向けのタイヤがラインナップされていることなど、DUNLOPとの違いは大きい。
FALKENでは8月より、同社のフラッグシップタイヤである「AZENIS FK453」シリーズへ新たにSUV向けの「AZENIS FK453CC」「AZENIS FK453 ランフラット」を追加、8月から販売を開始する。
また、欧州で高評価を得ているオールシーズンタイヤ「EUROWINTER HS44S」を日本市場へ導入し本格的に販売を始めるほか、アメリカで人気の4×4専用タイヤについても日本での導入を検討しているという。
今後の日本におけるブランド展開については、10月29日から開催される「第44回東京モーターショー2015」へFALKENとしては10年振りにブースを出展する。そして、昨年11月に東京・青山に期間限定でオープンし好評を博した「FALKEN Cafe Aoyama」についても、今秋も引き続き実施予定とする。
[参考] 「FALKEN Cafe Aoyama」期間限定オープン ~ポルシェ 911のレース車両レプリカ展示も~
さらに、詳細は未定ながら販売店と一緒にFALKENブランドを造り上げていく「FALKEN パートナー会」(仮称)も発足予定という。
いま、大きな転換期を迎えている「FALKENブランド」に注目したい。
この記事にコメントする