フォルクスワーゲン グループ ジャパン、新たなスローガンは「ゴキゲン♪ワーゲン」

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フォルクスワーゲン グループ ジャパン、新たなスローガンは「ゴキゲン♪ワーゲン」
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フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社(以下、VGJ)は、日本におけるブランドイメージ強化のために「ゴキゲン♪ワーゲン」という新たなキャンペーンスローガンを掲げるとともに、新CMを4月22日から放映開始すると発表した。

JAIA(日本自動車輸入組合)発表の「輸入車ブランド別販売台数」において、フォルクスワーゲンは15年連続で1位を獲得しており、さらにここ2年はVGJ過去最高となる販売台数を記録、好調に推移していると言える。

だが、それも全乗用車市場から見ればシェアはわずか1パーセント前後。そのため、VGJではさらなる成長のため新たに3つの戦略を掲げる。

まず一つ目の戦略が「ネットワーク拡大」。店舗数をこれまでの250店舗から3年後の2018年には333店舗へと83店舗増加していく計画だ。「ここまで思い切った店舗展開は、2000年に入ってからは初」と、フォルクスワーゲン グループ ジャパン 代表取締役社長の庄司 茂氏は述べる。

また、人口増加が著しい神奈川県 川崎市の武蔵小杉にほど近い元住吉へ、13年振りとなる直営店をオープンさせる予定だという。

二つ目の戦略は「Dセグメントへの本格的な挑戦」。これについては同社が1月14日に開いた新春記者会見における発表のとおり、「新型パサート/パサートヴァリアント」を第2四半期に導入するとしている。

庄司社長によると、これまでは「Dセグメントへ積極的に挑んでいなかった」とし、欧州カー オブ ザ イヤー 2015を受賞した新型パサートを導入することで、輸入プレミアムブランドに対抗するとしている。

そして、三つ目の戦略が、今回発表となった「新ブランド戦略」。前述の通り、フォルクスワーゲンは輸入車ではNo.1の販売台数を誇っているにも関わらず、他の輸入車メーカーに比べてメーカーそのもののイメージが「薄い」。

これは、「ビートルやゴルフなど、フォルクスワーゲンの一つ一つの車種におけるイメージは強いものの、フォルクスワーゲン全体としてのブランドイメージや価値が十分にお客様へと伝わっていない」と庄司社長は語る。そこで、改めてイメージの改善を図るため、お客様との接点を360°視点で見直していくとする。

そして、その“フォルクスワーゲンらしさ”を伝える為のコミュニケーションツールとして、“らしさ”を体現する核となる言葉が「ゴキゲン♪ワーゲン」なのだという。

日本ではフォルクスワーゲンのことを「ワーゲン」と略すことがあるが、本国では単に「クルマ」と訳されてしまうこの愛称はVGJにおいてもこれまで“タブー”視されており、実際にVGJからは今までに一度も「ワーゲン」と略した言葉を使用したことは無いという。

しかし、日本ではもう60年にも渡って「ワーゲン」という愛称で親しまれていることから、この際タブーを壊してしまうという決断をしたという。その際、ドイツ本社に話をしたところ、「一体、何を考えているんだ!?日本人のタレントを使いたいと言った次は“ワーゲン”。会社名まで変えたいのか!?」と苦言を呈されたとのこと。

だが、日本におけるフォルクスワーゲンは、もっとお客様に寄り添っていく“身近なブランド・相棒”であると同社では考え、このタブーを破ったという。

庄司社長は、これからは自身についても“ワーゲンの庄司”と呼んでほしい、と報道陣へ呼びかけた。

そして、人々の多彩な生活に寄り添い 、楽しさ (ゴキゲン) を提供するという意味が込められた「ゴキゲン♪ワーゲン」の世界観を表現した新CMが4月22日から放映されるが、当記事では一日だけ早くそのCMを閲覧することが出来る。

以下がそのCMになるので、新たなブランド戦略を掲げた「ワーゲン」のCMをぜひご覧頂きたい。

「ゴキゲン♪ワーゲン」CM (60秒)

「ゴキゲン♪ワーゲン(キャンプ編)」CM (15秒)

「ゴキゲン♪ワーゲン(ビートル編)」CM (15秒)

「ゴキゲン♪ワーゲン(カルマン洗車編)」CM (15秒)

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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