フォルクスワーゲン グループ ジャパン、新たなスローガンは「ゴキゲン♪ワーゲン」
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社(以下、VGJ)は、日本におけるブランドイメージ強化のために「ゴキゲン♪ワーゲン」という新たなキャンペーンスローガンを掲げるとともに、新CMを4月22日から放映開始すると発表した。
二つ目の戦略は「Dセグメントへの本格的な挑戦」。これについては同社が1月14日に開いた新春記者会見における発表のとおり、「新型パサート/パサートヴァリアント」を第2四半期に導入するとしている。
庄司社長によると、これまでは「Dセグメントへ積極的に挑んでいなかった」とし、欧州カー オブ ザ イヤー 2015を受賞した新型パサートを導入することで、輸入プレミアムブランドに対抗するとしている。
そして、三つ目の戦略が、今回発表となった「新ブランド戦略」。前述の通り、フォルクスワーゲンは輸入車ではNo.1の販売台数を誇っているにも関わらず、他の輸入車メーカーに比べてメーカーそのもののイメージが「薄い」。
これは、「ビートルやゴルフなど、フォルクスワーゲンの一つ一つの車種におけるイメージは強いものの、フォルクスワーゲン全体としてのブランドイメージや価値が十分にお客様へと伝わっていない」と庄司社長は語る。そこで、改めてイメージの改善を図るため、お客様との接点を360°視点で見直していくとする。
そして、その“フォルクスワーゲンらしさ”を伝える為のコミュニケーションツールとして、“らしさ”を体現する核となる言葉が「ゴキゲン♪ワーゲン」なのだという。
日本ではフォルクスワーゲンのことを「ワーゲン」と略すことがあるが、本国では単に「クルマ」と訳されてしまうこの愛称はVGJにおいてもこれまで“タブー”視されており、実際にVGJからは今までに一度も「ワーゲン」と略した言葉を使用したことは無いという。
しかし、日本ではもう60年にも渡って「ワーゲン」という愛称で親しまれていることから、この際タブーを壊してしまうという決断をしたという。その際、ドイツ本社に話をしたところ、「一体、何を考えているんだ!?日本人のタレントを使いたいと言った次は“ワーゲン”。会社名まで変えたいのか!?」と苦言を呈されたとのこと。
だが、日本におけるフォルクスワーゲンは、もっとお客様に寄り添っていく“身近なブランド・相棒”であると同社では考え、このタブーを破ったという。
庄司社長は、これからは自身についても“ワーゲンの庄司”と呼んでほしい、と報道陣へ呼びかけた。
そして、人々の多彩な生活に寄り添い 、楽しさ (ゴキゲン) を提供するという意味が込められた「ゴキゲン♪ワーゲン」の世界観を表現した新CMが4月22日から放映されるが、当記事では一日だけ早くそのCMを閲覧することが出来る。
以下がそのCMになるので、新たなブランド戦略を掲げた「ワーゲン」のCMをぜひご覧頂きたい。
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