ブリヂストン REGNO 新製品「GR-XI」「GRVII」発表会速報
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ブリヂストンの最高技術と情熱が込められた「REGNO」
ブリヂストンは同社のタイヤブランド「REGNO(レグノ)」において、2つの新製品「REGNO GR-XI(ジーアール・クロスアイ)」「REGNO GRVII(ジーアールブイツー)」を発表した。
セダン・コンパクトカー向けタイヤの「GR-XI」は2月20日から、ミニバン専用タイヤの「GRVII」は4月1日から販売を開始する。対応サイズはGR-XIが30サイズ、GRVIIが10サイズ。
REGNOブランドが誕生したのは1981年。直進安全性能、ドライ性能、ウェット性能、快適性能、静粛性能、低燃費性能、耐摩耗性能というタイヤに必要な7つの性能を高次元でバランスさせたREGNOは高いユーザー満足度を獲得し、プレミアムタイヤの代名詞的な存在となった。
そして、新たなREGNOのキャッチコピーは「あなたの知らない、本当の走りに出会う。」
株式会社ブリヂストン 常務執行役員 兼 ブリヂストンタイヤジャパン株式会社 代表取締役社長の「清水 実」氏によると、これまでのREGNOは「プレステージ化」を最優先することで一部の富裕層向けに人気を獲得してきた。だが、新REGNOでは初めて出会うユーザーのためへの思いを込めたとし、30~40代、また女性ドライバーなど今後新たなユーザー層を開拓していきたいとする。
タイヤノイズを「心地良さを覚える音色」へ
REGNOの価値を、より多くのユーザーに届けていきたいとするブリヂストン。そのため、同社ではREGNOの対応タイヤサイズを、従来のプレミアムセダンサイズのみからコンパクトカーサイズ、ミニバンにまで拡大した。
また、新製品タイヤは各社、年々独自の進化を遂げているのが通例だが、それは「GR-XI」「GRVII」も同様。REGNOでは、これまでも静粛性能に力を入れてきたが、GR-XIでは「ダブルブランチ型消音器」と呼ばれる新パターンや、タイヤとベルトの間に組み込まれている「ノイズ吸収シート」を改良した「ノイズ吸収シートII」により、さらに静粛性能を向上。
それでもノイズは出てしまう為、GR-XIでは新たに「音響工学」を導入。心地良さを覚える音色を追求するため、東京大学生産技術研究所応用音響工学研究室との共同研究を実施。研究を重ねた結果、「REGNO GR-XI」は従来品に比べて静かで快く、高級感のある音色を実現している。
上記により、静粛性能は従来のGR-XTに比べて荒れたアスファルト舗装路で「5%」低減、スムーズなアスファルト舗装路では「15%」低減したという。
広い車内でも高い静粛性を
ミニバン専用タイヤの「GRVII」も、後席でのタイヤノイズが大きくなるというミニバン特有の傾向を改善するために、静粛性をさらに向上。従来の「GRV」と比べて騒音レベルは前席で11%、後席で19%改善し、ミニバンすべてのシートでタイヤノイズの少ない、上質な車内空間を実現している。
また、転がり抵抗も18%低減、ウェットブレーキ性能を14%向上させるなど、近年注目されている低燃費性能とウェット性能もしっかりと向上させている。
誕生から34年が経ち、これまでブリヂストンの最高技術と情熱が注ぎ込まれてきた「REGNO」。そして、新キャッチコピーが採用された「REGNO」のCMは、2月から放映が開始される。
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