ECLIPSE カーナビ 2013年秋モデル「AVN-ZX03i」「AVN-Z03iW」「AVN-03i」発表会速報
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富士通テンは、同社のカーナビゲーションブランド「ECLIPSE(イクリプス)AVN」シリーズの2013年秋モデルとして、スマートフォンと連携して音声対話型で目的地を絞り込める機能を搭載したカーナビ「Zシリーズ」3機種を発売すると発表した。
ラインナップは9型WVGAモデルの「AVN-ZX03i」、7型ワイドモデルの「AVN-Z03iW」、7型モデルの「AVN-03i」の3機種で価格はいづれもオープン。
音声対話型サービスは、専用アプリ「CarafL(カラフル):Car-centric life Assistive Friend Link」をスマートフォンにインストールし、カーナビをWi-Fiでつないでカーナビ専用マイクに話しかけることで利用することができる。
アプリのDL及び利用については無料で、プラットフォームはiPhone・Androidの両方に対応している。(※詳細な対応スマートフォンについては、ECLIPSEホームページで今後公開されていくので確認頂きたい)
「CarafL(カラフル)」の便利な使い方として、例えば目的地へ向かっている途中に子供が急に「トイレに行きたい」と言い出した時に「CarafL(カラフル)」の女性エージェントへ、
「近くに駐車場ない?」
『200m先、イクリプスパーキングがあります。現在満車です』
「空いてるところを探してくれる?」
『800m先、パーキング御所通があります。現在空車ありです』
「そこへ行きたい!」
上記のような対話や、
「目的地の近くで、ごはん食べたいんだけど」
『現在地から500mにレストラン・イクリプスがあります。併設のジュースバーでは季節限定のいちごを使った・・・』
「ラーメン屋さんあるかな?」
『現在地から1.5kmに神戸ラーメンがあります。豚骨、鶏ガラ、魚をじっくり煮込んだ・・・』
「そこへ行きたい!」
といった便利な使い方が可能だ。このような対話が出来るのは、音声対話処理をカーナビではなく富士通テンの専用センターで行うため。膨大な認識辞書データベースを活用し、高度な推論エンジンを利用することで、発話内容や意図を推定させることが出来るという。
実際に使ってみたところ、例えばガソリンスタンドを「ガソスタ」と略した場合に認識されなかったり、対話に渋滞情報が加味されないなど細かに改良を希望する点はあったものの、応答速度の速さや使い勝手も良く、これからのバージョンアップ次第で非常に面白くなるサービスとなるだろう。
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