ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ 試乗レポート/今井優杏(2/2)

  • 筆者: 今井 優杏
  • カメラマン:オートックワン編集部
ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ 試乗レポート/今井優杏
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快適性がとても高いオンロード走行

ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ

さて、インテリアもエクステリアも、見た目はジープが登場した70年前から“変わらないまま”にイメージを踏襲し続けているラングラーだが、実は10年ぶりにモデルチェンジし、新型エンジンにシフトしている。

3.6リッター ペンスターV6エンジンは最大出力284ps、最大トルクは347N・m。エンジンブロック自体がアルミニウム製になって軽量化された。さらにお財布にも嬉しいことにレギュラーガソリン対応となっている。

組み合わされたのはマニュアルギアシフト付きの5速ATだ。これも効率と駆動力に重きを置いて作られ、オフロードでの発進はもとより燃費にも貢献している。

ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ
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今回の試乗ステージはせっかくのラングラー アンリミテッド サハラだというのに、残念ながらほぼオンロードでの走行となったのだが、それでも収穫は大きかった。

まず感動したのはその快適さ。

これまでジープといえばオフロード性能を生かすためにハンドリングは意図的にダルでアシは異様にフレキシブル、よって直進安定性能は劣悪、といったものだったという印象を持っていたが、それはすぐにあっさりと覆された。

高速道路での快適性がとても高いのだ。

アシは適度に路面を捉え、きっちりとキャビンをフラットに保つし、コーナリングでもしなりすぎるということもない。

なによりもオフロード走行のために確保された地上高がクリアな視界を確保しており、ゆったりとした気分でクルーズ出来ること請け合いだ。

ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ
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また、車内の静粛性も高い。今回のモデルチェンジにより大幅な剛性アップを図ったというのだが、振動も抑えられ、まるでコンフォートな乗り心地に大きく質感が向上していた。

ちなみに途中、オートックワン横倉編集長の運転により助手席インプレッションにも試みたのだが、なんとあまりの快適性に爆睡してしまった私。

ゆったりと椅子に座るような着座位置と、フットボックスの広いゆったりとした足元でとにかく助手席が楽チン。クッション性能を高めたこのシートも新デザインだ。昼寝も仕方が無い気持ちよさだった(寝ちゃってごめんなさい編集長〜)。

さらに言及するならその燃費。

カタログ燃費ではJC08モードにて7,5km/Lという数字が出ているが、高速道路中心に走れば軽く10km/L超え!(今井調べ)

この小山のような車体、案外に省燃費運転もデキル子なんである。

“さすがジープ”なその基礎体力の高さ

ジープ ラングラー アンリミテッド サハラジープ ラングラー アンリミテッド サハラ

少しだけ走行することが出来たオフロードでは、新開発の5速トランスミッションがよかった。

傾斜の強いスリッピーな砂利道で完全に停止したのちでも、まるでアスファルト路面かのようにしっかりと再発進する力強さはかなり心強いものだった。もちろんヒルスタートアシストが付いているので、坂道の途中で車両が後退して怖い思いをすることはなく、落ち着いてアクセルを踏むことが出来る。

今回アプローチアングルを試すほどのオフロード走行は叶わなかったが、試乗に先駆けての車両説明にて観たスライドショーでは、本国アメリカにて行われたハードなオフロードトレーニング(嘘みたいな角度にクルマが傾いたり水に入ったり岩を登ったり降りたりしていた!)の写真が公開されたのだが、ラングラーってこんなことも出来るんだ!と“さすがジープ”なその基礎体力の高さを伺わせるものだった。

う〜ん、試してみたかった!

ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ

山ガールや農ガールなど、女子もアクティブにアウトドアを楽しむ時代。こんなクルマにガサっとキャンプ道具を積み込んで、まるでCMのように、その辺で薪を拾い、くべた火を見つつ天然水で湧かした暖かいコーヒーを飲む、という憧れ生活が、ラングラー アンリミテッド サハラとなら送れそうな気がとってもしちゃって困る。

というわけで、モテ車じゃないと冒頭に書いたものの、そっち系女子にはモテ車認定間違いなしだと思う。

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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