こんな時こそ楽しいクルマに乗ろう! 軽オープンスポーツの「S660」「コペン」のここが面白い【I LOVE 軽カー】(3/3)
- 筆者: MOTA編集部
ホンダ S660│機敏に向きを変える鋭い操舵感でスポーツ性は抜群
660ccのターボエンジンを搭載するS660の最高出力は自主規制の64馬力(6,000回転)ですが、最大トルクは10.6kg-m(2,600回転)に高められ、実用回転域の駆動力に余裕があります。
基本的には低回転域で高トルクを発揮するので扱いやすいですが、回転を上昇させると、加速の鋭さが増すターボ車のスポーティな性格も併せ持ちます。アクセル操作に敏感に反応するから、イメージしたとおりの走りがしやすいです。
また、ミッドシップとあって3気筒エンジン特有のノイズが響くのは好みが分かれるところですが、ほかの車種では味わえない感覚です。
操舵感はかなり機敏で、鋭く向きを変えます。走行状態に応じて内側のホイールを自動的に緩く制動して、旋回軌跡の拡大を抑えるアジャイルハンドリングアシストも効果的に働きます。この刺激的な運転感覚が、ミッドシップを採用する「S660」の個性。旋回速度も相当に高いです。
ダイハツ コペン│クーペでありながら運転がしやすく実用性が高い
「コペン」が搭載する660ccのターボは、S660と違って特別なチューニングを受けていません。最高出力は64馬力(6,400回転)、最大トルクは9.4kg-m(3,200回転)です。
それでも動力性能に不満はなし。2,500回転以下では駆動力が少し不足する場面もありますが、軽自動車のギヤ比でこの回転域を使う機会は限られ、大半の走行状態でターボが利いています。4,000回転を超えた時の吹き上がりも満足できます。
低重心のクーペとあって走行安定性も良いですが、走りはS660のように鋭く曲がるタイプではなく平凡。峠道を積極的に走れば、旋回軌跡を少し拡大させやすいです。
とはいえ、この走りの違いは「コペン」の欠点ではありません。電動開閉式ハードトップを備えたスペシャルティ感覚のクーペで、スポーティー走行を追求するクルマではないからです。運転がしやすく、クーペでは乗降性も良いなど、実用性も兼ね備えています。
[筆者:MOTA編集部]
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いかがでしたでしょうか? マシンと呼びたくなる運転感覚の「S660」、そしてスペシャルティな「コペン」、あなたはどちらのクルマがお好みだったでしょうか!?
このコーナーでは、日本独自の規格の中で成長してきた軽自動車やコンパクトカーについてアレコレ紹介していきます!
次の更新は8月13日(木)。 来週もお楽しみにー!
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