“サプライズ”だらけのホンダブース。もう一つのビックリは、ホンダのワークスチューナーである無限のデザインコンセプトモデル「無限GARU」(ガル)だ。
事前に出品予定はあったが、プレスデーでその全貌が明らかに。
開発コンセプトは「自分たちが欲しい夢のスポーツカー」。ベースモデルは軽ミッドシップスポーツのS660だが、丸みを帯びたエクステリアは、ハードトップ仕様でウィンドウ以外は全くの別物。ホワイトパールのボディカラーはデザインをよりハッキリ見せるための工夫だと言う。
ボディサイズはホイールベースこそ2285mmと変更ないが、全長3500×全幅1627×全高1136mmと軽自動車の枠を超えており、タイヤはフロント:215/35R18、リア:215/3519を履く。
今回はあくまでもエクステリアのデザインコンセプトと言うことで、インテリアはS660の面影を残すが、スマートフォンを用いたメーターは車両のキーの役割も担う。
メーターパネル上部にはミラーレス用の左右モニターを設置するなど、未来のスポーツカー像を演出している。
パワートレインは「ミッドシップレイアウト」と言うのみでそれ以外の詳細は未公表。無限の関係者によると、「ガソリンエンジンだけにこだわらず、EVなどの次世代ユニットも視野にいれている」との事だ。
あくまでもデザインコンセプトなので市販化の予定はないが、今後のS660用品開発には何らかの影響はあると信じている。
ちなみに無限GARU、その先進性や独創性が評価されたようで、東京国際カスタムカーコンテスト2017コンセプトカー部門の最優秀賞に選出されている!
[レポート:山本シンヤ]
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