ホンダ 新型HVセダン「グレイス」発表会速報
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5ナンバーサイズの新しいHVセダンが登場
12月1日(月)、ホンダの5ナンバーサイズの新型HVセダン「GRACE(グレイス)」が発表された。
新型グレイスは、ホンダのグローバルコンパクトセダン「シティ」をベースに、同社の代表的HVモデル「フィット」と同じ動力システムである1モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-DCD(インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)」を採用。
搭載するパワートレインは、1.5LアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンに高出力モーターを内蔵した7速DCTと、リチウムイオンバッテリー内蔵のIPUを組み合わせる。JC08モード燃費は、HVセダンで最高水準となる34.4km/Lを達成、レスポンスよく力強い走りを両立している。
さらに、5ナンバーHVセダンとして初となる4WD車もラインナップ。寒冷地や降雪地域での運転にも、さらなる安心感をもたらす。
エクステリアでは、スポーティな印象の前後とサイドのロアスカートや16インチのアルミホイールに加え、上質感を高めるクロームメッキのフロントグリルやLEDフォグランプなどを備える。インテリアでは、細部まで上質感を与える造り込みが行われ、シックで安心感あるインストルメントパネルデザインや、リアシートでは上級モデル『アコード ハイブリッド』にも負けない足元スペースを実現。セダンに求められる上質な造りや、室内の広さを実現している。
販売価格(消費税込)は、1,950,000円~2,409,800円。
新時代のコンパクトセダンを提案したい
この日、東京 青山にあるホンダの本社で行われた発表会では、「GRACE(グレイス)」の新CMも初披露した。
気になる新CMのBGMには、「What a Wonderful World」が採用された。この曲は、1983年に発売された3代目シビック(通称“ワンダーシビック”)のTVCMに採用されていた曲。
ワンダーシビックと呼ばれた3代目シビックは、その斬新なデザインと優れたパッケージにより当時のコンパクトカーに新風を吹き込んだモデル。今回発表された新型グレイスも、当時のワンダーシビック同様に、新時代のコンパクトセダンを提案したいというホンダの思いが込めこられているそうだ。
本田技研工業株式会社 専務執行役員 日本本部長の峯川尚 氏は発表会で、「長年セダンをご愛用いただいてるお客様だけでなく、これからコンパクトクラスへのお乗換えをご検討されているお客様にも、必ずやご満足いただけると思っております。このグレイスの発売により、アコード、レジェンドと併せ、ホンダのEARTH DREAMS セダンシリーズが完成いたします。それぞれのモデルに最適なハイブリッドシステムを採用、お客様の御用途に応じたハイブリッドセダンをお選びいただけるようになります。今後も日本市場においてお客様の期待にお答えすべく、更に商品を充実してまいります。」とコメントした。
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