ホンダ 3代目新型フィット[2013年9月発売予定モデル] 試乗レポート/飯田裕子(1/3)
- 筆者: 飯田 裕子
新型フィットの燃費は、ついにトヨタ アクア超えの「36.4km/L」を記録!
相変わらず激戦の続く、コンパクトカー市場。
そんな中、ホンダは9月に主力コンパクトカー「フィット」「フィットハイブリッド」のフルモデルチェンジを行い、8月には予約注文を開始する予定です。それに先駆けて先日、北海道のホンダ鷹栖テストコースで新型フィットの事前試乗会が開催されました。
今回はデザインでも燃費性能でも“攻め”の方向ですが、一方でこれまでのフィットを知る方にも安心感のある室内の広さや実用性を保つ、それが今回のモデルチェンジのポイントです。
例えば、ボディサイズの数字は公表されていないものの、やや大きくなり全長は少し長くなったことで後席の足元も少し広がっている様子。
一方で「これまでフィットが車庫に入っていたのに入らなくなってしまった、というのでは意味がない」という開発者の言葉が印象に残っています。
ホンダのニューフェイス「第一弾」となった新型フィット
まずは『エキサイティング・エッヂ・デザイン』がキーワードとなる外観と内装からチェックしてみましょう。
その名の通りにエッヂの効いた外観デザインは初対面では思わず近づきたくなるというよりも、一瞬立ち止まってとりあえずボディ全体のディテールを確かめたくなるような個性の強さを感じました。
例えばボディサイドの彫刻刀でシャッと引いたような彫の深いライン、前後バンパー左右の大きな開口部、グリルなどが目をひきます。空気抵抗を減らすリヤウイングは全車に採用されていますが、RSのソレはひときわ大きい。
ちなみに新型フィットに採用されるグリル、ホンダの“H”マークを大事にしながら周囲一面を塞ぎ、両サイドのヘッドライトへと続くこのデザインは、今後ホンダがグローバル展開をしていく新しい顔なのだとか。その第一弾がこのフィットとなります。
インテリアは先進的、かつシンプルに
新型フィットのインテリアのコンセプトは「先進的な技術を持ってそれをシンプルなデザインで構成すること」でした。
新しさで目を引くハイライトの一つはセンターコンソール上のタッチパネル式スクリーン。見た目も感触もシンプルかつクール。画面をスマホと同じような動作ができるようにする一方で、操作回数(階層)を減らす使いやすさにも配慮しているのだとか。
続いて立体的なメーター。ハイブリッドとガソリン車とではデザインは異なるものの、メーターの中心にスピードメーターを配置し、特にハイブリッドのメーターはLEDを使った明るい演出も加わりエモーショナル感も強い。
室内の質感は求める基準が異なれば印象も変わるところ。最近の軽自動車の質感の高さに感心している私自身は正直なところ“すごく質感が上がった”という印象は抱かなかったものの、室内空間の雰囲気は好印象で居心地も良いです。
フィットらしい広さが醸し出すちょっと贅沢な室内空間はクラス感を超え、さらにファブリックシートの立体的ながら柔らかさの伝わる風合い、所々にシルバーやカーボン調の加飾を配した嫌味のない素材配置などが見どころと言えそうです。
実用面でもその広さを生かしたシートアレンジ「ウルトラシート」は健在。後席を畳んだり、跳ね上げたりすることで生まれる収納の工夫は、サイズ以上の実用性として十分、いや十二分です。
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