日本にない日本車／ホンダ アコードクロスツアー(1/5)
- 筆者： 桃田 健史
- カメラマン：桃田健史
海外旅行へ出かけて、現地でビックリ！
「何これ！こんなクルマ、日本では見たことがない！？」
そんな日本車が、実は沢山ある。
近年、日系自動車メーカーのワールドワイド化が進んだ。そして、仕向け地（しむけち／販売国を示す自動車業界用語）からの要望を受けた「現地で売れる日本車」が存在するのだ。
そんな「日本にない日本車」が欲しくなり、日本車を海外から輸入して購入する人達もいる。そうした車のなかには、日本国内で生産された車もある。その場合、日本→海外→日本という輸送ルートとなり、これを一般的に「逆輸入車」と呼んでいる。
日本に住む日本人は、日本では売っていない日本車に結構興味があるのだ。
そして、本企画「日本にない日本車」が発案された。
アメリカと日本を拠点に世界各国を取材で巡っている筆者、桃田健史が各地の「日本にない日本車」を試乗、そのクルマの現地人の声なども交えてご紹介する。
本企画では、一般的な新車試乗記や車両紹介ではなく、内容の軸足を「どうしてそこで売っていて、日本じゃ売らないのか」に置く。その理由を、様々なエピソードを交えながら紹介する。
ではさっそく始めよう、「日本にない日本車」。
その記念すべき第一回は、ホンダ「アコード クロスツアー」だ。
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日米を拠点に、欧州、BRICs（新興国）、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ？」（ダイヤモンド社）。1962年東京生まれ。記事一覧を見る
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