欧州コンパクトクロスオーバーSUV 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
このところ、欧州ではクロスオーバーSUVが安定した人気を誇っている。
中でも徐々にダウンサイジングが進み、現在ではボディサイズが全長4.5m程度のこのクラスがボリュームゾーンとなっている。
そして日本でも、ムラーノやレクサスRX、ハリアーなど国産車の上級SUVと大差ない価格で手が届くことから注目度が高まっている。
そんな中、2008年秋のVWティグアン、2010年春のBMW X1に続いて、気になるニューモデル「フォード クーガ」が登場した。
フォード クーガは、2010年10月より日本に導入。SUVに強いフォードブランドの血を引くも、クーガはフォーカス等とプラットフォームを共有する、欧州フォードが手がけたクロスオーバーSUVである。
エンジンは2.5リッター直列5気筒ターボのみ。バリエーションは、上級のタイタニアム(価格378万円/写真)と、標準のトレンド(価格335万円)の2タイプとなっている。
BMW X1は、2010年4月発売。BMWが「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)を謳うXモデルのボトムを受け持つX1は、1,545mmと低く抑えられた全高が特徴。
こちらも2グレード体系で、グレード名の数字とエンジン排気量がいずれも一致しておらず、2リッター直列4気筒の「sDrive18i」(価格363万円/写真)と、3リッター直列6気筒の「xDrive25i」(価格480万円)となっている。
駆動方式は、前者がXモデル初のFRで、後者が4WDとなる。
2007年に欧州で発売されるや、コンパクトSUV市場を席巻したVWティグアンは、2008年9月より日本導入。
駆動方式は4WDのみで、エンジンは当初より2リッターの直列4気筒の直噴ターボのみだが、導入から幾度かラインアップと仕様に変更があった。
発売当初は125kW[170ps]のトラック&フィールドのみの単一グレードだったところ、2009年3月には147kW[200ps]仕様のエンジンを搭載した、スポーツ&スタイルが追加。
さらに、2009年10月にはRラインを追加。そして、トランスミッションが当初は6速ATだったところ、2010年9月より新開発の7速DSGを導入。
同時に、スポーツ&スタイルの内外装とトラック&フィールドの170ps仕様のエンジンを搭載した特別仕様車「ライストン」(価格385万円/写真)が設定されるとともに、スポーティグレード「Rライン」(価格421万円)の装備が見直され、価格が引き下げられた。
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