最新LLクラスミニバン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
LLクラスミニバンのマーケットは、初代エルグランドが開拓し、そのお株を奪うかっこうでアルファードがトップの座に君臨した。そこでホンダが送り込んだのがエリシオンである。
しかし、いまひとつ押しが弱かったせいか、販売面では少々伸び悩んだ。かつて一世を風靡したエルグランドも現在はアルファードに大きく水を開けられ、事実上、同マーケットはアルファードのひとり勝ちが続いている。そこでホンダは、エリシオンのマイナーチェンジと同時にエリシオンプレステージという新しい仕様のモデルを追加した。
押し出しの強い外観、3.5L V6エンジンの搭載、大型センターコンソール、2列目キャプテンシートの設定などが主な変更点。いうまでもなくアルファードの人気の影響が背景にあることを少なからず感じさせる内容だ。
そのアルファードは、グランビア/グランドハイエースの後継モデルとして、2代目エルグランドとほぼ同時に2002年にデビューした。
初代エルグラントが大いに売れたことに対し、トヨタも指をくわえて見ているわけにはいかなかった。そこで、1999年にグランビアの高級仕様としてグランドハイエースをラインアップ。それだけでは飽き足らず、2代目エスティマのFFプラットフォームをベースにワンボックス化し、初代エルグランドのコンセプトをトヨタ流にアレンジして開発したのがアルファードである。すでにモデル末期に入っているが、月販目標台数である7000台を今でもほぼコンスタントにマークするなど、その勢いは衰えを見せない。初代エルグランドからの買い替えでこちらに流れたユーザーも多いようだ。
エルグランドは初代の大ヒットを受け、キープコンセプトで進化した。今やミニバン唯一のFR車でもある。押し出し感のある外観に、豪華な室内、VQ35DEの生み出す余力ある動力性能と、国産ミニバンの王者たるに相応しいスペックを身につけている。
また、ライバルに遅れて、途中で2.5Lモデルが追加された。これはマーケットの要望を受けてのもの。しかし、ライバルの小排気量モデルが軒並み4気筒エンジンであるのに対し、2.5LでもV6を採用したあたりは、エルグランドはあくまで高級ミニバンという日産のこだわりが感じられる。
今回は、エリシオンプレステージのキャラクターに合わせ、アルファードは3LのMZ、エルグランドは3.5Lのハイウェイスターの最新特別仕様車ブラックレザーリミテッドを持ち込んだ。トヨタ、日産、ホンダが誇る最上級ミニバンの最新事情をチェックする。
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