[試乗]フォード 新型 フォーカス[1.5リッターエコブースト搭載・マイナーチェンジモデル] 試乗レポート/大谷達也(3/3)

  • 筆者: 大谷 達也
  • カメラマン:フォード・ジャパン・リミテッド
[試乗]フォード 新型 フォーカス[1.5リッターエコブースト搭載・マイナーチェンジモデル] 試乗レポート/大谷達也
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動き出しからスムーズさを実感

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新型フォーカスでは、乗り心地も見違えるように改善されていた。

これまでよりも緻密に減衰力を制御できるダンパーを新たに採用するとともに、サスペンションアームを支えるブッシュと呼ばれるゴム製パーツに工夫を凝らし、さらには電動パワーステアリングのチューニングを見直した結果だそうだが、従来型で気になった「サスペンションの動き出しが渋い」印象が一掃され、しなやかで快適な乗り心地になった。それでいて、デビュー当時からフォーカスの売り物とされてきたシャープなハンドリングはそのまま受け継がれているのだから大したものだ。

Cセグメントハッチバックに新たな価値を提供する新型フォーカス

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安全装備では、自動ブレーキの作動上限が30km/hから50km/hに引き上げられたほか、レーンキーピングアシストや車両後方から車両が迫ってくることを警告するリザーブセンシングシステムなどを用意。さらに、車庫入れや縦列駐車をする際にクルマがドライバーに成り代わってのハンドル操作をしてくれるアクティブパークアシストには、新たに縦列駐車からの脱出機能も加わった。

スポーティなハンドリングと快適な乗り心地を両立させた新型フォーカス。上質さと安定した走りでこのクラスのベンチマークとして君臨してきたフォルクスワーゲン ゴルフとは、また違ったタイプのファンを獲得することになりそうだ。

[レポート:大谷達也]

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フォード 新型 フォーカス  Sport+ EcoBoost(スポーツプラス エコブースト)[FF/日本仕様] 主要諸元

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全長x全幅x全高:3285x1810x1470mm/ホイールベース:2650mm/車両重量:1420kg/乗車定員:5名/エンジン種類:インタークーラー付ターボチャージャー 直列4気筒 DOHC 直噴ガソリンエンジン/総排気量:1497cc/最高出力:180ps(132kW)/6000rpm/最大トルク:24.5kg-m(240N・m)/1600-5000rpm/セレクトシフト付6速オートマチックトランスミッション/燃料消費率:14.3km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:215/50R17/メーカー希望小売価格:3,490,000円[消費税込]

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大谷 達也
筆者大谷 達也

1961年、神奈川県生まれ。エンジニア職を経験後、1990年二玄社に就職し、CG編集部に配属となる。以来、20年間にわたり同誌の新車情報、モータースポーツに関する記事を企画・編集・執筆。2010年3月フリーランスとなる。現在もCGの編集・執筆業務に携わる傍ら、ENGINE、GENROQ、東京中日スポーツ新聞、レーシングオンなどにも寄稿。日本モータースポーツ記者会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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