[試乗]フォード 新型 フォーカス[1.5リッターエコブースト搭載・マイナーチェンジモデル] 試乗レポート/大谷達也(2/3)

  • 筆者: 大谷 達也
  • カメラマン:フォード・ジャパン・リミテッド
[試乗]フォード 新型 フォーカス[1.5リッターエコブースト搭載・マイナーチェンジモデル] 試乗レポート/大谷達也
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スポーティさと上質さがさらに高められた新型「エコブースト」エンジン

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試乗会の会場となったアデレードといえば、かつてのF1グランプリ開催地として記憶されている方も多いだろう。オーストラリアGPの会場がメルボルンに移って久しいから、もはやF1グランプリが開催されていたことを忍ばせる面影は残っていないけれど、古舘伊知郎さんが連呼した「雨のナカジマ」「(粘り強い走りの)納豆走法」という言葉とともに、雨降るアデレードで中嶋 悟さんがファステストラップを記録した事実は私たち日本人の心のなかに深く刻み込まれているように思う。

話が脱線してしまった。アデレードを新型フォーカスで走り始めてすぐに感じたのは、低速域でも思いどおりに加速できる力強さと、アクセルを踏み込むとたちどころにしてグイッと身体を前に押し出されたように感じられるレスポンスの鋭さである。

新たに搭載された直噴ガソリン・ターボエンジンの排気量は1.5リッター。つまり、従来型よりエンジンは小さくなっているのに、なぜよりパワフルに、そしてレスポンスよく感じられているかといえば、それはフォードのターボエンジン技術が優れているから。

大幅にパワーアップしたワケでもないのに、技術力の高さを実感した理由とは

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エコブーストというシリーズ名が与えられたフォードのダウンサイジング・エンジンは、これまでにもエクスプローラー、フィエスタ、マスタングなどに採用されてきたけれど、低速域での力強さと反応の良さはそのすべてに共通する特徴。今回登場した新エンジンも、従来型に比べて最高出力は10psアップの180ps、最大トルクは38Nmアップの240Nmとなっているからそのスペックどおりといえないこともないけれど、ダウンサイジングになって数値は大きくなったけれど乗ってみるとそこまでのパワーは実感できないというモデルがなきにしもあらずだから、フォードの場合は立派というか、本当に技術力があるのだろう。

しかも、ターボエンジンになったことで、前述した「がさついたノイズ」がすっかりと影を潜め、車内はぐっと静かになった。それでも、アクセルを深く踏み込めば健康的で品のいいエグゾースト・ノイズを響かせて、「ああ、いま自分はスポーティなクルマに乗っているんだ」という実感を味合わせてくれる。この辺は、実にうまい設定だと感じた。

待望のパドルシフトも新たに採用

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新採用の6速ATは、トルコンに特有のスリップ感がときおり意識させられた。もっとも、これはタイヤのスリップを意味しているのではなく、エンジンとギアボックスの間にあるトルコンというパーツがショックを吸収する緩衝材のような働きをするため、エンジン回転数の上下がそのまま車速に反映されないことから感じられるものだが、裏を返せばそれだけ動作が滑らかともいえる。

トルコン式では不利とされてきたシフトスピードも、従来のフォーカスに積まれていたデュアルクラッチ式と遜色がないくらい速い。また、必要とあらばハンドルの裏側に取り付けたパドルと呼ばれるスイッチでマニュアルシフトができるようになったことも新型の魅力。従来型は、シフトレバーのところに取り付けられた小さなスイッチでマニュアルシフトを行っていたので、操作性は大幅にアップしたといえるだろう。

[マイナーチェンジでさらに洗練された走り・・・次ページへ続く]

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大谷 達也
筆者大谷 達也

1961年、神奈川県生まれ。エンジニア職を経験後、1990年二玄社に就職し、CG編集部に配属となる。以来、20年間にわたり同誌の新車情報、モータースポーツに関する記事を企画・編集・執筆。2010年3月フリーランスとなる。現在もCGの編集・執筆業務に携わる傍ら、ENGINE、GENROQ、東京中日スポーツ新聞、レーシングオンなどにも寄稿。日本モータースポーツ記者会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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