BMW X1 海外試乗レポート/石川真禧照(1/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:BMW Japan
迫力あるフロントグリルが実際のボディサイズより大きく感じる
世界的に大ヒットになったSUV(多目的スポーツビークル)のなかで、BMW X5は、1999年デビューなので、その先駆車といえるモデル。同時にXシリーズはこのときからスタートした。X5のヒットにより、04年にはX3、08年にX6をラインナップに加えた。
そして、今回はX1の登場だ。日本導入は2010年春すぎだが、ひと足先にミュンヘンで行われたプレス向け試乗会でX1のハンドルを握ってきた。
試乗に出掛ける前に、X1の概要のレクチャーを受けた。
それによると、X1は乗用車の1シリーズではなく、3シリーズをベースにしていることが判明した。だから、4WDだけでなく、Xシリーズとしては初めて後輪駆動のFRモデルも用意されている。4WDは「Xドライブ」、2WDは「Sドライブ」という名称だ。
パワーユニットは直6の3リッターのみがガソリン仕様、直4の2リッター・ディーゼルは3種類のチューニングが選べる。ミッションは6速ATとMTが3種類のチューニングエンジンにより組み合わされている。
ボディサイズは、全長4,454mm×全幅1,798mm×全高1,545mmで、ホイールベースは2,760mm。このスペックを3シリーズセダンとくらべてみると、ホイールベースは同じ。全長はX1が70mmほど短く、全幅はほぼ同じ。そして注目したいのは1,545mmの全高。この高さなら立体駐車場にも入ることができる。
しかし、実車を前にすると数値よりも大きく堂々としているように見える。その理由のひとつは、フロントグリルだ。BMWの特徴であるキドニーグリルは大きくなり、左右のヘッドライトがややツリ目になった。これでかなり迫力のあるルックスになったのだ。運転席に座ってみると、ポジションはやや高めでボンネットも見えて運転しやすい。
リアシートの着座位置はやや高めだが、それでもヘッドスペースは十分。背もたれも垂直位置から31度までリクライニングする。この背もたれは、4/2/4の3分割で前方にほぼフラットに可倒させることもできる。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。