アバルト500C エッセエッセ KONIキット装着モデル 試乗レポート/森口将之(1/3)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:茂呂幸正
アバルト 500Cをさらに過激に!エッセエッセ KONIキットを組んだアバルト500Cを試乗!
「ブォーン、パンッ!ブォーン、パンッ!」
最初は春節祝いで中国の人たちが爆竹を鳴らしているのかと思った。でもここはトンネルの中。お祭りをやる場所じゃない。
ではこのお祭り騒ぎは?そう、僕がドライブしていた「アバルト500C エッセエッセ KONI(コニ)キット」によるものだったのだ。
クルマじゃないような名前だと思った人は正しい。正確に言うと、これはアバルト500Cに装着するパフォーマンスアップのためのキット。購入時に組み込むだけでなく、登録後1年未満かつ走行距離2万km未満であるなど、一定の基準を満たしたクルマなら後付けもできる。
スタンダードのアバルト500Cが積む1.4リッターターボエンジンは、最高出力140ps、最大トルクはスポーツモード時で21kg-mを発生する。これがECUのアップデートと同じイタリアのBMC製エアクリーナー装着により、160ps/23.5kg-mにアップしている。
トランスミッションはアバルトコンペティツィオーネと呼ばれるボタンセレクト/パドルシフトのクラッチレス5速MTで、これはスタンダードと同じだ。
ちなみに、「エッセエッセ」とはSSのイタリア語読みだ。
空冷リアエンジンの先代500をベースにしたアバルト595/695にも同じ名前の高性能車があった。そしてあとに続くKONIは、言わずと知れたオランダの名門ショックアブソーバーブランドのことだ。
ちなみにキットにはKONIの中でも、電子制御に頼らずに減衰力を最適コントロールするというFSDショックアブソーバーを装備。これに、車高を20mmローダウンさせるスプリングを組み合わせている。
ブレーキは贅沢にも前後ともドリルドローターで、フロントには高性能パッドもおごられている。そしてタイヤはスタンダードよりワンサイズ太く大径になる205/40ZR17のミシュラン・パイロットエグザルトPE2。
いいものだけを世界から集めて、てんこ盛りにしたような成り立ちだ。
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