メルセデス-マイバッハ Sクラス 試乗レポート/島下泰久(1/2)

  • 筆者: 島下 泰久
  • カメラマン:メルセデス・ベンツ日本株式会社
メルセデス-マイバッハ Sクラス 試乗レポート/島下泰久
メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス メルセデス-マイバッハ Sクラス 画像ギャラリーはこちら

メルセデスとして復活した“マイバッハ”

2002年、当時のダイムラー・クライスラーが伝統の名を引っ提げ、鳴り物入りで登場させたマイバッハは、車両価格4千万円以上のモデルを揃える極めつけのハイエンドプレミアムカーブランドだった。

しかし販売は思惑には届かず、結果的に約10年で一旦幕を下ろすこととなる。だから2014年秋、その名がメルセデス・ベンツのサブブランド“メルセデス-マイバッハ”として復活すると聞いた時には大いに驚いた。

「Sクラス」がベースの新生マイバッハ

メルセデス-マイバッハ Sクラス

そして「メルセデス-マイバッハ Sクラス」は、その第一弾として登場したモデル。その名の通り、ベースとなるのはメルセデス・ベンツ Sクラスである。最初から価格の話をするのは上品ではないが、その車両価格は最高峰の「S600」で18万7841.5ユーロ(約2,500万円)と、かつてのマイバッハと比較するとかなり控えめだ。

しかも見た目からして、メルセデス・ベンツ Sクラスの派生モデルであることは明らか。果たして、これで従来のオーナー達は納得するだろうか?というのが、まず最初に抱いた疑問であった。

しかしながら実車と対面して、まずはその存在感の強さにすっかりヤラレてしまった。

そのボディは、メルセデス・ベンツ Sクラス ロングに較べてホイールベースを200mm伸ばしているが、実はリアドアは逆に66mm短くされており、リアクウォーターピラーには固定式の三角窓がはめ込まれている。

その他の違いはラジエーターグリル、鍛造20インチの専用ホイール、マイバッハの控えめなマークとロゴぐらいなのだが、いやはやこれが結構なプレステージ性を演出しているのだ。

メルセデス-マイバッハ Sクラスメルセデス-マイバッハ Sクラスメルセデス-マイバッハ Sクラスメルセデス-マイバッハ Sクラスメルセデス-マイバッハ Sクラス

注目のリアシートは?

メルセデス-マイバッハ Sクラス

そしてリアシートに腰を下ろせば、その広さに頬が緩む

スペースは膝まわりが159mm、頭上も12mm拡大されている。しかも左右席が独立して囲まれ感のある造形とされたエグゼクティブシートは、前後スライドとリクライニングを個別に操作可能。バックレストは最大で43.5°まで倒すことが可能だから、思い切りリラックスできる。

ドアが短いおかげで顔のすぐ脇にドアウインドウが来ず、三角窓越しに外を眺めることになるのも、決して閉塞的にはならず、しかしながら適度にプライバシーが確保された絶妙な塩梅が心地良い

メルセデス-マイバッハ Sクラスメルセデス-マイバッハ Sクラスメルセデス-マイバッハ Sクラスメルセデス-マイバッハ Sクラスメルセデス-マイバッハ Sクラス
1 2 次へ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

島下 泰久
筆者島下 泰久

記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

メルセデス・ベンツの最新自動車ニュース/記事

メルセデス・ベンツのカタログ情報 メルセデス・ベンツの中古車検索 メルセデス・ベンツの記事一覧 メルセデス・ベンツのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる