autoc-one.jp 記事・レポート お役立ち 教えてMJブロンディ マーチにはエコタイヤとコンフォートタイヤ、どちらを履くのが良い?

自動車用語 2011/6/29 15:29

マーチにはエコタイヤとコンフォートタイヤ、どちらを履くのが良い?

マーチにはエコタイヤとコンフォートタイヤ、どちらを履くのが良い?

マーチにはエコタイヤとコンフォートタイヤ、どちらを履くのが良い?

先代K12マーチのMTを所有しています。

スポーツモデルではないですが、軽快でP10プリメーラとは違った運転の楽しさを感じています。

さて、現在までエコタイヤを2銘柄(アース1、エコス)使用したのですが、どれ程エコなのか疑問です。

下道を300km位走ると、スタッドレスと比べても燃費に差が無い(リッター18~21km)のに、音はうるさいです・・・。下道の早い流れの速度域からウザくなり、長時間では耳が疲れます。

なので、次期タイヤの候補は、次のように考えました(サイズ175/65R14にて)。

エコピアEX10

理由:コンパクトカー用なら、妥当な選択だと思います。最新型のタイヤですが、音と乗り心地がどの程度か気になります。

レグノGR-XT

理由:時々同乗する母親は、マーチを好んでいません。→乗り心地・ノイズに原因があると思い、高級タイヤでマーチを面目一新したいと思っています。

自分的にはGR-XTに興味津々ですが、どちらが良いと思いますか?(てるみん)

其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!

REGNO GR-XTECOPIA EX10

このところ、エコタイヤに関する質問がとても多くなっています。私もかなりの燃費フェチですので、気合を入れてお答えしたいと思います!

とは言うものの、実は自動車ライターというものは、たいていのクルマには試乗していますが、タイヤの試乗は限られているんですね……。しかも、いろいろな銘柄のタイヤを、同じクルマに取り付けて比較テストするのは、予算の関係でちょっとムリ。

ということで、申し訳ないのですが、私もしっかりした比較データのようなものは、持ち合わせていないのですよ!

そこを承知の上で、あくまでアドバイス的なものとして読んでください。

まず、エコタイヤの省燃費効果ですが、これは、タイヤのころがり抵抗が、そのクルマの走行抵抗全体の何%を占めているかで、まるで変わってきます。

たとえば、タイヤの抵抗が20%を占めているクルマの場合、それが半分になれば燃費は10%アップしますが、5%のクルマなら、2.5%しか向上しません。

一般的なクルマの場合、タイヤの転がり抵抗は、走行抵抗全体の10%前後です。

そして、最新のエコタイヤは、転がり抵抗が従来の通常タイヤと比較して、最大でも40%減くらい。つまり、燃費の向上は、4%くらいが目一杯の「はず」で、これは、満タン法による計測だと、誤差の範囲に近いレベルに過ぎません。

もちろん、チリも積もれば山となるわけで、すべてのタイヤがエコタイヤになれば、ガソリン消費が4%削減できるわけですから、非常に大きいですが、個人レベルでは、あまり大きくない・・・とは言えます。

てるみんさんのこれまでの実体験では、エコタイヤの効果を体感できなかったわけですよね?

それは、ある意味非常に正確な分析だと思います。人間、せっかくエコタイヤを買ったなら、少しでも「効果があった」と思い込みたいものなのに、それを排除して正確な分析をしているあなたは、優れた科学者タイプだと思います!

エコタイヤも、日々進歩はしていますが、しかし、もとが10%程度のものを、たとえゼロにしても(不可能ですが)、10%しか燃費は上がらないわけですから、ここはもうエコタイヤに大きな期待をするのはスッパリ諦めて、快適性重視にしたらどうでしょう?

となると、候補のタイヤの中では、レグノ GR-XTが最適ですね。このタイヤは転がり抵抗も「A」で、エコタイヤの仲間でありながら、静粛性や乗り心地は最高レベルなのですから。

MJブロンディの「ひとりごと」

私はこのコーナーで、一貫してエコタイヤの省燃費効果は「限定的」とお答えしていますが、それに対して、「いや、私のクルマでは非常に効果があった!」という反論もいただいています。

ぶっちゃけ、車の使い方で、かなり効果が違ってくることは確かです。

「低燃費タイヤ等普及促進協議会」によると、タイヤの燃費への寄与率は、一般市街地走行では7~10%ですが、一定速度走行だと20~25%になります。

ただし、一定速でもスピードが上がると、速度の二乗に比例して空気抵抗が増加し、100km/hを超えると、走行抵抗の過半は空気抵抗になってしまうので、この割合は再び下がります。

つまり、“一般道を一定速度で走る”機会の多いドライバーの場合のみ、エコタイヤの効果が飛躍的に大きくなる、ということですね。

私のような東京の住民は、一般道はゴー・ストップの連続、高速道路は高速走行ですから、エコタイヤの効果はあまり大きくありません。

地方在住で、毎日空いた一般道を通勤に使っている方なら、エコタイヤによって、燃費を1割上げることも夢ではないでしょう!

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筆者: 清水 草一
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