車の寿命って何年・何万キロまで？

車の寿命って何年・何万キロまで？

清水さん、始めまして。早速ですが質問です。

車の寿命なのですが、何年・何万キロまで走行可能でしょうか？例えばクラウンクラスで、もちろん定期的な整備をした上でのお話しです。（サキハマさん）

其の疑問、「MJブロンディ」がお答えいたします！

日本では、乗用車の寿命は平均すると10万キロ強というところですが、これは機械的な寿命が来たから廃車にされているわけではなく、市場価値がゼロ近くにまで下がったことで登録抹消になっています。

その後彼らは、かなり多くが発展途上国に輸出され、まだまだ元気に走っていますよ！

アメリカは非常なクルマ社会で、クルマがないとどこにも行けません。当然走行距離は長くなります。アメリカでのクルマの寿命の目安は15万マイル、つまり24万キロです。これはクラスに関係なくです。

世界中のメーカーがアメリカへ輸出していますから、世界中がこれを基準にクルマ作りをしています。

なので、大量生産の乗用車は、おおむね30万キロくらいは持つものだと思っていいでしょう。実際、タクシーなど営業車両は、国内でも30万キロくらいまで使われています。

ただし、なにもしなくても30万キロ故障せずに走り切れるというわけじゃありません。ボディやエンジンブロックなど基本部分は30万キロ持っても、ベルト類やバッテリーなどの消耗部品はもちろん、ラジエター、マフラー等の補器類その他もろもろも10万キロ程度で寿命が来ると思うべきです。

タクシーはそのあたり、社内で組織的にしっかり整備して30万キロ持たせているわけです。つまり、個人所有のクルマで30万キロ走るには、かなりの整備費用がかかります。

市場価値のないクルマに多額の整備費をかけるのはバカバカしい・・・となった時、クルマは廃車登録され、多くが海外へと流れるという形ですね。

MJブロンディの「ひとりごと」

私の愛するフェラーリは、「3万キロで寿命が尽きる」と言われています。

実際に3万キロでダメになるわけじゃありませんが、なにしろ平均して年間1,000～2,000キロしか乗られないクルマなので、10年たっても1～2万キロが普通。

10万キロ走ったフェラーリなんてほとんど見たことありません。

でも私は、ただ1台だけ知っています。22万キロを走破した365BBがあるんです！そのクルマはこれまでエンジンオーバーホール4回など超絶な整備を施され、現在でも、ものすごい加速を見せてくれました。

クルマは、愛とお金をかければ、かなりどこまでも走り続けられるもののようです。

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