【後方確認】なぜ乗用車はトラックのようにバック音が鳴らないの?

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【後方確認】なぜ乗用車はトラックのようにバック音が鳴らないの?

トラックがバックするときには「プー、プー」と警告音が鳴ると思いますが、乗用車はトラックと違ってバックするときに音が鳴らないのは何故なのでしょうか?

その謎、私がおもしろ可笑しくお答えいたします。

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トラックは荷台に荷物を積むと、ルームミラーによる真後ろ方面の視界は基本的にゼロになってしまう。そのためトラックメーカーは、バックする際に音を鳴らす装置を自主的に装備するようになったんだ。

ただし、後退時の警告音は、法的に義務づけられているわけじゃないので、オフにすることもできる。最近では、ルームミラーの代わりに真後ろの視界を確保するバックビューモニターの装備率も高くなっている。

たしかに乗用車でもトラック同様、後退時に警告音が鳴れば安全性は高くなるけれど、たとえば深夜の住宅街で、車庫入れのたびに音が鳴るのは近所迷惑にもなる。実際、住宅街の中にあるコンビニなどでは、搬入トラックの警告音がうるさいとの苦情が後を絶たないくらいだ。

カー用品店では、バック時にトラックのような音を鳴らすアイテムが販売されているので、自分の愛車に付けること自体は可能だけれど、純正オプションとして乗用車に普及することはないだろう。最近の乗用車には、あらゆる車種にバックビューモニターや障害物センサーがオプション設定できるし、カーナビに組み合わせるバックビューモニター等なら、後付けすることもできる。

運転に自信のないユーザーは、そちらを付けるのがいいでしょう。音を鳴らして相手にどいてもらうことを期待するより、自分の安全意識を高く持って運転すること大切ですね。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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