SUVに採用される4WDシステムは、大別すると3種類ある。
[経済性重視型]
通常時は2輪駆動状態ながら、いざという時に自動的に4WDになるタイプ。通常時はFF状態で走り、滑りやすい路面の上で前輪が空転すると、後輪にもトルクが配分される。
4WD車の難点である駆動抵抗が少ないため、燃費の悪化は最小限に止まる。
4WD状態時でも後輪に配分される駆動力はそれほど大きくないので、本格的なオフロード路面を走行するにはちょっと力不足だけど、スタッドレスタイヤさえ装着していれば、除雪が行き届いていない山間部の奥地に足を踏み入れない限りは、まず問題ない。
トヨタの
RAV4
と
ヴァンガード
、レクサスのRX、ホンダの
CR-V
とクロスロード、マツダのCX-7などがある。
[本格派]
道なき道でもOKのヘビーデューティー4WD。
トヨタのランドクルーザーシリーズ、三菱の
パジェロ
と
アウトランダー
、スズキの
エスクード
と
ジムニー
が挙げられる。
意外なところでは、トヨタの
ラッシュ
とダイハツの
ビーゴ
兄弟も、かなりタフで本格的な4WDシステムを用意している。これら本格派の4WDを持つモデルは、燃費面ではちょっと不利になる。
[バランス型]
経済性重視型と、本格派の中間的な性格を狙ったもの。
トヨタの
ハリアー
、日産の
ムラーノ
/
デュアリス
/
エクストレイル
、スズキの
SX4
、スバルの
フォレスター
などがそれにあたる。本格派のヘビーデューティ型に近い、タフな走りが期待でき、経済性もそこそこ。
スキーやスノーボードに行く機会が多いとしても、たとえば道中、高速道路をかなりの距離走るというなら、経済性重視型やバランス型。現地に住み込んで没頭するくらいの勢いなら、本格派もいいだろう。
実のところ、どの4WDを選んでも、オンロードの雪道を走る限り困ることはないから、気分や趣味性だけで選んでもかまわない。
私も年に2回くらいスキーに出かけるんだけど、その程度なら4WDは必要ないので、実用車はずっとFFを選んでいる。FFでも現在の進んだスタッドレスを履かせれば、どんな雪道でも驚くほど力強く走ってくれて楽しいよ。
ちなみにブレーキ性能に関しては、2WDも4WDも大差ないから、4WDだからと言って雪道で飛ばしすぎないように注意してね。特に下り坂。4WDでも急には止まれないよん。