【タイヤ】タイヤで燃費ってどのくらい変わるの?
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:オートックワン編集部
【タイヤ】タイヤで燃費ってどのくらい変わるの?
タイヤをエコタイヤなど省燃費タイプのものに履き替えると、燃費がよくなると聞きましたが、一体どのくらい良くなるものなのでしょうか?
その謎、私がおもしろ可笑しくお答えいたします。
タイヤサイズが同じなら、銘柄による燃費の差は正直微々たるものです。
タイヤには「転がり抵抗」という性能の項目があって、これが低ければ、その分ガソリンの節約にはなる。省燃費志向のエコタイヤは、一般的なタイヤよりも20~30%も転がり抵抗の低減が図られていて、実際、ギアをニュートラルにいれて惰性での転がり具合を確かめると、とてもよく「伸びる」のが体感できる。
しかし、30%転がり抵抗の少ないタイヤを履いても、燃費のアップは3%前後。
その程度の差は、その時の気温や気象条件でひっくり返るレベルだから、正直、「節約になった!」と体感するのは難しい。
その分、現在のエコタイヤは、グリップレベルが向上していて、昔のように「雨が降るとヒヤヒヤもん」なんてこともなくなっている。
しかし、ハイグリップのスポーツ志向のタイヤも、最近は省燃費も考慮していて、燃費がガックリ落ちることはなくなっている。
となると、ごく普通のタイヤに、空気圧を指定より1割多く入れる程度の対策でも十分という気もしてくる。
タイヤは、空気圧を高くすると転がり抵抗が少なくなって、これまたわずかながら燃費が向上するのです。実に微々たるものですが。
タイヤの空気は、なにもしなくてもちょっとづつ抜けていくものだし、特にこれから寒くなる季節は、気温の低下とともに空気が縮小して空気圧が下がるので、1割くらい高めに入れておくのは、安全上もオススメだ。
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