CVTフルードは無交換で本当に大丈夫?【教えて!MJブロンディ】

CVTフルードは無交換で本当に大丈夫?【教えて!MJブロンディ】
画像はジヤトコのCVT生産ライン 画像ギャラリーはこちら

CVTフルードは無交換で本当に大丈夫?

いつも楽しく拝見させていただいています。

スバルのCVT車に乗っているのですが、車検の際にCVTフルードの交換の必要性についてディーラーに聞いたところ、この車のCVTはメンテナンスフリーなので、(永久に?)無交換でいいと言われました。

ただ、シビアコンディションの場合は4万キロで要交換との記載もあり、本当に無交換で良いものか、心もとなく感じています。最近のCVTは、10万キロや20万キロ走っても、フルード無交換でだいじょうぶなのでしょうか?(オランダ人さん)

其の疑問、MJブロンディがお答え致します!

オランダ人さん、こういったことについては、もうメーカー側の言うことを信じるしかありません。なにしろ、長距離耐久テストを行っているのはメーカー側だけでして、つまりデータを持っているのはメーカーだけなのですから!

画像はジヤトコのCVT生産ライン

メーカーとしては、推奨したオイル交換時期が原因でトラブルが出れば、あらゆる面で自分たちの損になりますから、それでもかなりマージンを取っているはずです。我々ユーザーとしては、それに従えば十分ではないでしょうか!

ご質問の「最近のCVTは、10万キロや20万キロ走っても、フルード無交換でだいじょうぶなのでしょうか?」についてですが、大丈夫である確率が極めて高いというのがお答えになります。世の中絶対はありません。しかし、リスクは極めて小さいです。近年、あらゆるオイルの交換サイクルが非常に長くなっていて、昔からクルマに乗っているユーザーとしては、「本当に大丈夫なの?」と不安になりますね。でも、大丈夫らしいのです!

ただ、「絶対大丈夫なんだろ?」と過信して、まったく点検もしないのはダメです。クルマも機械です。絶対壊れない機械などありません。どこからかいつのまにかオイルが漏れている可能性だって、常にゼロではありません。オイルの質は大丈夫でも、量が足りなくなってはどうにもなりません。エンジンもCVTも深刻な損傷を受けることになります。

つまり、交換は指定通りでいいけれど、できれば点検も指定通り受けましょう、ということですね。大変教科書的なお答えで心苦しいところですが。

オランダ人さんとしては、それでも「愛車はシビアコンディションにあたるのかもしれない!」と不安があるでしょう。それも、仮にそうならば、点検で発見できるはずです。

MJブロンディの「ひとりごと」

それでもどうしても不安ならば、交換をおすすめします。

不安は心理的なものですから、ならば取り除いてしまった方がシアワセです。なんせシアワセが最優先です。クルマはもともと、人のシアワセのためにあるのですから!

自動車評論家MJブロンディこと清水草一氏に聞きたいことを受付中!

自動車評論家、清水草一(MJブロンディ)が、みんなの疑問に面白く答えてくれる「教えて!MJブロンディ」。クルマに関するご質問や素朴な疑問などを随時募集しておりますので、皆さまドシドシお寄せ下さい!

【募集中!】自動車評論家MJブロンディこと清水草一氏に聞きたいことを教えてください!

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる