“ライトウェイトスポーツカー”の定義って?

“ライトウェイトスポーツカー”の定義って?
マツダ ロードスター マツダ デミオ トヨタ86 TRD仕様 ルノー トゥインゴ ゴルディーニ ルノー・スポール 画像ギャラリーはこちら

ライトウェイトスポーツカーの定義って?

マツダ ロードスター

初めまして。いつも記事を楽しく読ませて頂いております。

ロードスターをレンタルして以来、ライトウェイトスポーツカーが欲しくなってしまいました。ロータスエリーゼSか、アルファロメオ4Cのどちらがいいか等と、買う金も無いのに悩んでいます。

現行車種では他にどんな車が該当するのか調べてみようとしましたが、そもそもライトウェイトスポーツカーの定義が曖昧な様で、どんな車が該当するのか良く分かりません。

そこで、清水さんが考えるライトウェイトスポーツカーの定義を是非お聞きしたいです。(11/DHさん)

其の疑問、MJブロンディがお答え致します!

DHさん、スバラシイですね!ロードスターに乗ってライトウェイトスポーツカーに目覚め、ロータスエリーゼSかアルファロメオ4Cが欲しくなるなんて!全面的に応援したいです!

もともと人類は、スピードに対して強い憧れと情熱を持っています。日本では、15年続いているデフレ不況のおかげで、すっかり影をひそめてしまいましたが、日本以外のすべての国では、相変わらずスポーツカーは夢であり憧れです。

日本も、アベノミクスが成功して不況を脱出すれば、数年後には「スポーツカーが欲しいぜ!」「スポーツカーってカッコいいわ」という声が満ちるはずです。これは間違いありません。断言します!

で、ライトウエイトスポーツカーの定義ですが、定義は特にありません(笑)。

自分がそう思ったら、それがライトウェイトスポーツカーです。個人的には、車両重量はできれば1,200kg以下。1,100kg以下ならベスト。1,000kg以下なら超完璧。こんな感じで捉えています。

ライトウェイトスポーツカーの魅力は、クルマが自分の身体の延長であるかのように、自在に操れることにあります。そのためには軽さが命。エンジンパワーはまったく重要ではありません。とりあえず軽くて重心が低けりゃなんでもいいんです!

マツダ デミオ
トヨタ86 TRD仕様ルノー トゥインゴ ゴルディーニ ルノー・スポール

たとえばマイナーチェンジ前のデミオ13CのMT車。私は「これぞライトウェイトスポーツカー!」と思っています。

車両重量約1,000kg。エンジンは1,300ccのごく普通のものですが、あの軽やかな動き、アクセルに敏感に反応して交差点でタックインすら可能なほどのレスポンスの良さは、完全にライトウェイトスポーツカーでした。

街中で走る限り、ロータスエリーゼにすら匹敵するスポーティな感覚でした。本当です。残念ながら、日本ではその良さが理解されず、マイナーチェンジでサスがソフトに変更されて、ずいぶんと動きがおとなしくなってしまいましたが・・・。

現行車種で私が素晴らしいライトウェイトスポーツカーだと思うのは、 トヨタ86/スバルBRZ(少し重いですが)、マツダロードスター、ルノートゥインゴRS、ロータスエリーゼ/エキシージ (次点)スイフトスポーツ/RSこれくらいですね。

衝突安全対策の影響で、軽いクルマが少なくなっているので、大変貴重です。

MJブロンディの「ひとりごと」

どれが真に素晴らしいライトウェイトスポーツカーであるかは、結局自分で乗ってみないとわかりません。

まさかマイチェン前のデミオ13C(5MT)がライトウェイトスポーツカーだなんて、誰も思いませんよね!

私としては、次期マツダ・ロードスターに非常に期待しています。なにしろ、アルファロメオにもライトウェイトオープンスポーツとしてシャーシを供給するんですから。ロードスターのアルファ版には、さらに期待してしまいますが。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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