マツダ 新型デミオ vs トヨタ アクア どっちが買い!?徹底比較(1/2)

マツダ 新型デミオ vs トヨタ アクア どっちが買い!?徹底比較
マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア・フロント マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア・リア マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア・フロント マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア・リア マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア・サイド マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア・フロント マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア 画像ギャラリーはこちら

小型&普通車の中で販売台数が最も多い車種はトヨタ「アクア」。最近の月別台数を見ると、ホンダ「フィット」が首位になることもあるが、2014年6月、および1~6月の累計では、アクアが小型&普通車の販売ナンバーワンだ。

そこで、2014年7月に約7年ぶりにフルモデルチェンジした新型(4代目)マツダ「デミオ」とアクアを比べてみたい。

マツダ 新型(4代目)デミオ vs トヨタ アクア -ボディサイズ対決-

マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア
マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア・フロントマツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF) ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック/エクステリア・リア

まずはボディサイズだが、全長は新型になってデミオが160mm伸びて4060mmになり、アクアと比べても55mm上まわる。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)も新型デミオが20mm長い。全幅は1695mmで等しく、全高は新型デミオが55mm高い。

このように全幅を除くと新型デミオの数値が上まわるが、大きな差ではない。両車とも全高が1550mmには達しないから、立体駐車場を利用しやすい。

最小回転半径は新型デミオの15インチタイヤ装着車が4.7m、16インチは4.9mだ。アクアは14/15インチタイヤは4.8mだが、16インチをオプション装着すると一気に5.7mまで拡大する。アクアの16インチタイヤ装着車は小回り性能が悪いので注意したい。

トヨタ アクア/エクステリア
トヨタ アクア/エクステリア・フロントトヨタ アクア/エクステリア・リア

視界は両車ともにあまり良くない。サイドウインドーの下端が高めで、後ろに向けて持ち上げたからだ。ボディが小さいので取りまわし性は満足できるが、側方/斜め後方/真後ろは見にくい。

特に新型デミオのリアウインドウは、上下方向の寸法が不足している。視界の良いコンパクトカーから代替えする時は、車庫入れや縦列駐車を試すと安心だ。前方視界は両車ともに不満を感じないが、ボンネットはほとんど見えない。インパネの上端が高めだから、小柄なユーザーはクルマに潜り込んだ感覚になりやすい。

マツダ 新型(4代目)デミオ vs トヨタ アクア -インテリア対決-

マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF)/インテリア
マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF)/インテリアマツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF)/インテリア

内装の質感は見た人の印象に左右されるが、一般的にいえば新型デミオが上質と受け取られるだろう。1.3リッターエンジンを積んだベーシックなグレードを含めて、マツダ「アクセラ」に近い仕上がりだ。アクアはインパネのシボ(模様)に幾何学的なデザインを採用するなど個性的だが、上質感となるといま一歩だ。

メーターは新型デミオが大径で見やすいが、アクアは薄型のデジタルタイプを高い奥まった位置に備える。なので視線の移動量は少ない。エアコンなどスイッチの操作性は、両車とも互角だ。

前席は、新型デミオの座り心地が快適だ。シートの骨格はアクセラと共通化され、体が適度に沈んだところでしっかりと支える。座面と背もたれにボリューム感を持たせ、路面からの振動も上手に吸収する。肩まわりのサポート性も良い。

トヨタ アクア/インテリア・インパネ
トヨタ アクア/インテリアトヨタ アクア/インテリア

そして新型デミオではペダルの配置も最適化された。先代デミオに比べてホイールベースを80mm伸ばし、前輪を前側に押し出すことで、アクセルとブレーキのペダルを20mm右側に寄せた。上質な内装と相まって、アクセラの運転席に座っているような気分にさせる。

アクアのシートも特に不満はなく、サイズにも余裕を持たせた。なのでコンパクトカーの水準は達成しているが、ペダルの配置は前輪駆動のコンパクトカーらしく少し左寄りで、上質な新型デミオに比べると見劣りする。

後席は両車ともに狭めだ。新型デミオはホイールベースを伸ばしたが、前述のようにボディの前側に費やされ、前後席の間隔はほとんど広がっていない。

マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF)/インテリアトヨタ アクア/インテリア

身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座った同乗者の膝先空間は、新型デミオが握りコブシ1つ分。アクアは握りコブシ1つ半だ。頭上の余裕は両車とも握りコブシの半分程度。1つ分には達しない。

後席の着座位置は両車とも低めで腰が落ち込みやすく、特にアクアは全高が新型デミオよりも55mm低く、この傾向が強い。アクアの後席は下側に駆動用電池が収まることもあって、体が沈む量も少ない。座った瞬間には底突き感も伴う。ただし座面の長さには余裕があり、前側を少し持ち上げたから、大腿部が座面から離れることはない。

対する新型デミオは、スペース的には窮屈でも、座面と背もたれには相応の柔軟性を持たせた。なので膝先空間はアクアが少し広いが、快適性では新型デミオが勝る。それでも新型デミオは、背もたれをもう少し寝かせると良いだろう。日本車は概して頭上の空間を確保するために寝かせているが、新型デミオは比較的立っている。

マツダ 新型 デミオ 1.5リッター ディーゼルエンジン搭載モデル(FF)/ラゲッジルーム・シートアレンジトヨタ アクア/ラゲッジルーム・シートアレンジ

乗降性は両車とも互角だ。全高が高い分だけ新型デミオが有利に思えるが、前席側のピラーが寝ているので頭を下げて乗り降りする。後席側は足元が狭めでドアの開口部も上側が垂れ下がるから、窮屈な姿勢を強いられる。両車ともに乗り降りのしやすいクルマではない。

荷室の容量は両車とも大差はない。新型デミオは全高が55mm高いが、天井を後ろに向けて下降させたから、荷物の積載に適したボディ形状ではない。アクアは開口部の高さがさらに不足して、荷室の天井も下がる。積載性を重視するユーザーは、荷室の使い勝手に注意したい。

収納設備もほぼ互角。数を競えばアクアが勝るが、フタの付いたボックスは少ない。新型デミオはデザインを優先させている。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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