日産 新型スカイライン vs トヨタ クラウンアスリート どっちが買い!?徹底比較(3/3)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:日産自動車株式会社/和田清志/茂呂幸正
日産 新型スカイライン vs トヨタ クラウンアスリート どっちが買い!?徹底比較
日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID Type SP(2WD)」 日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID Type P(2WD)」 日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID」 日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID」 日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID Type P(2WD)」 日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID」 日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID Type P(2WD)」 日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID」 日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID Type P(2WD)」 日産、新型「スカイライン 350GT HYBRID」 日産、新型「スカイライン」 画像ギャラリーはこちら

【新型スカイライン vs クラウンアスリート 走行性能対決】

インフィニティ Q50(海外仕様)トヨタ 新型 クラウン(14代目)「ハイブリッド アスリート」

走行安定性と乗り心地は、新型スカイラインについては未試乗だからインフィニティ「Q50」の評価になる。開発者によると「足まわりの設定は世界共通で日本独自の変更は施さない」とのことだった。

そこを踏まえていえば、スカイラインはLサイズセダンとしてはかなり良く曲がる。ボディは大柄だが、峠道を機敏に走れそうだ。その代わり、旋回中に不用意にアクセルを閉じたりすると、相対的に後輪の接地性が削がれやすい。それでも基本性能は高く、不安を感じることはないが、今日のクルマの足まわりとしては個性的だ。

その点、クラウンアスリートの設定は一般的。スポーティー指向のグレードで標準装着されるタイヤは17インチ、オプションでは18インチも選べるが、特に機敏に曲がる印象ではない。だからといって動きの鈍さも感じさせず、走行安定性を重視した扱いやすい仕上がりだ。

乗り心地は両車ともLサイズセダンでは少し硬く感じる。重厚感はスカイラインが少し勝るが、クラウンアスリートにも不快感はなく、両車ともバランス良く仕上げた。

インフィニティ Q50(海外仕様)インフィニティ Q50(海外仕様)インフィニティ Q50(海外仕様)インフィニティ Q50(海外仕様)インフィニティ Q50(海外仕様)
トヨタ 新型 クラウン(14代目)「ハイブリッド アスリート」トヨタ 新型 クラウン(14代目)「ハイブリッド アスリート」トヨタ 新型 クラウン(14代目)「ハイブリッド アスリート」トヨタ 新型 クラウン(14代目)「ハイブリッド アスリート」トヨタ 新型 クラウン(14代目)「ハイブリッド アスリート」

【新型スカイライン vs クラウンアスリート 装備・機能対決】

インフィニティ Q50(海外仕様)

装備は両車とも充実するが、スカイラインは設計が新しい分だけ安全装備も進化している。ミリ波レーダーを使った衝突回避の支援機能は、時速約60kmの走行中でも緊急自動ブレーキによる衝突回避が可能としており、2台先を走る車両の挙動まで読み取る。2車線道路などで後方から接近する車両も検知して、警報を発することも可能だ。カメラの併用で車線逸脱時にも警報を与え、並走車両がある状態でレーンチェンジを開始した時を含め、元の車線に引き戻す制御を行う。クラウンアスリートもミリ波レーダー方式の衝突回避支援機能を用意するが、スカイラインの方が機能は充実する。

以上の比較内容から判断すると、新型スカイラインはハイブリッドでもスポーティー指向が強く、クラウンアスリートはLサイズセダンとしての快適な居住性も備わり、バランス型の商品に仕上げた。運転する楽しさを含めた走行性能を重視するならスカイライン、4名乗車時の滑らかで快適な移動を大切にするならクラウンアスリートという選び方が成り立つ。

そして車両価格は同等なのに、スカイラインにはV6エンジンをベースにした高性能なハイブリッドシステムが搭載され、安全装備も先進的。機能や装備と価格のバランスから判断すれば、新型スカイラインの方が買い得だろう。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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