フォルクスワーゲン 新型ゴルフ7 vs トヨタ プリウス どっちが買い!?徹底比較(3/3)

フォルクスワーゲン 新型ゴルフ7 vs トヨタ プリウス どっちが買い!?徹底比較
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【フォルクスワーゲン 新型ゴルフ7 vs トヨタ プリウス ~インテリア対決~】

トヨタ プリウス
トヨタ プリウストヨタ プリウス

内装はどうか。

インパネデザインはユーザーによって受け取り方はさまざまだが、質感はプリウスよりも新型ゴルフ7の方が高い。プリウスは薄型メーターを高く奥まった位置に装着しており少し見にくく、ハンドルの奥側が妙に寂しい。プリウスは未来的な造形にしたことで損をしている面がある。

フロントシートの居住性はどちらも同等だが、サポート性は新型ゴルフが勝っている。半面、座った時のゆったり感ならプリウス。要は長距離を移動するなら新型ゴルフ7だが、短距離ではプリウスが馴染みやすい。

リアシートの足元空間は、プリウスが明らかに広い。身長170cmの大人4名が乗車して、リアシートに座った同乗者の膝先空間は、プリウスが握りコブシ2つ半。新型ゴルフは1つ半だ。新型ゴルフ7もフロントシートの下に足が収まって窮屈ではないが、着座位置はプリウスよりも低く膝が持ち上がる。頭上空間は新型ゴルフ7が握りコブシ1つ少々。プリウスは天井を後ろに向けて下降させたから、掌が収まる程度。それでも頭上が開放的なのはプリウスの方だ。

荷室の使い勝手もプリウスの方が良い。新型ゴルフでも不満はないが、プリウスは床面積に余裕があり、リアゲートの開口部も広い。荷物の出し入れがしやすく、開閉時にリアゲートが後方に張り出しにくいこともメリットになる。

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【フォルクスワーゲン 新型ゴルフ vs トヨタ プリウス ~総合評価~】

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新型ゴルフ7とプリウスの総合的な実力は互角に近いが、プリウスユーザーが新型ゴルフ7に代替えする場合には、燃費性能のとらえ方があると思う。実燃費がJC08モード燃費の85%、1リットル当たりのガソリン価格をレギュラー150円、ハイオク160円とすれば、プリウスの1km当たりの走行コストは「6円」。新型ゴルフ7の1.2リッターモデルは「9円」で1.4リッターモデルは「9.4円」だ。

例えば、1年間に1万kmを走行するのであれば、プリウスのガソリン代は年「6万円」、新型ゴルフのTSIトレンド/コンフォートラインは「9万円」、TSIハイラインは「9.4万円」となる。

環境性能は損得勘定では語れないものの、プリウスのユーザーとしては「経済性をねらってプリウスを買ったものの、意外にガソリン代が安くならない」という実感があるのではないか。ガソリン代がプリウスの2倍だったとしても、年額6万円の違い。「このくらいの差額なら、負担が増えても好きなクルマに乗りたい」と考えることもあると思う。

トヨタ プリウストヨタ プリウス

これはクルマの本質を突いた話だ。燃費性能は環境性能で重要だが、燃料代を節約し、二酸化炭素の排出量を抑制する目的でクルマを買うのではない。あくまでも性能の一部に位置付けられる。プリウスを買って、改めて「燃費とは何か」を考えたユーザーは多いのではと思う。

となれば「次はそれなりに趣味性を感じさせるクルマが欲しい」となるだろう。されども、BMWやメルセデス・ベンツでは価格も高く、飛躍しすぎる。実用性と併せて趣味性も満足させられる「輸入車のプリウス」的なゴルフに行き着いたのではないか。新型ゴルフ7が登場したタイミングもピッタリだった。

ゴルフの人気の高さは、エコカー減税も絡んだ燃費重視という日本車のトレンドに、絶妙なタイミングで改めて考え直す機会を与えてくれている。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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